基本情報
形態:山城
史跡指定:国指定史跡
標高:198m
城の整備:駐車場 登城道
所要時間:1時間
訪問日:2011年6月
駐車場 アクセス
縄張り図 現地看板
特別史跡は、国宝級という意味です
一度は訪問しておきべきだと思い
やって来ました安土城
城域に入る
この安土城は、しっかり整備されていますが、まだまだ、その整備はその途中とのこと。個人の私有地などもあるらしい
大手道直線階段 島原の日野江城との共通点
ここはみどころですよ
ここですよ。一番特徴的なところです。勝手に「日本三大階段遺跡」と言っていますが、
どうしてこのような防御を無視した階段を付けたのか。ヒントは、長崎の日野江城にあるような気がします。
あちらにも、規模は違いますが、階段遺構があります。(現在は埋め戻されております)
織田信長と有馬晴信の共通点
1.切支丹大名
2.ポルトガル イエズス会の存在
3.日本で数か所のセミナリオの存在
などではないでしょうか。特に安土城は、近年では「テラス」の存在も確認されいるので、城づくりにもヨーロッパの影響は大きかったように思えます。
階段に組み込まれた石仏
階段を登っていると、これらの石仏に気が付きます。(賽銭がそのままというところも、いかにも日本的です)。多くの紹介では、なにやら「石材が足らないから組み込まれた」などが通説ですが、長崎の日野江城の階段遺構でも同じことが行われています。
他にも、熊本の小西行長関連で、宇土古城でも「宝篋印塔 五輪塔」の大量遺棄があります。小西行長も切支丹大名ですから。
石材が足らないからなのか!?というよりも
キリスト教との絡みが強い気がしますが
キリスト教は、一教神なので、その他の神の存在を否定しているらしいです。だから、仏教も否定していたのかなあと。
伝家臣団の館跡
ここは見ごたえがあります。何段にも積み上げられております。
伝羽柴秀吉の館跡よりも、伝前田利家の館跡の方が、見ごたえがあります。
まだまだ階段は続く。。。
黒金門跡に到着
ここは見どころですよ
この石垣!
切り込みハギや打ち込みハギとは違い野面積みでも、「統一性」「規則性」が取れていて美しい。長辺の岩を横に並べて小さな石もラインを崩さないように並べている。これは、業ですね。
この感じは、どこかで見たことがあるなあ
大分県の「角牟礼城」!!
大分県の角牟礼城の山頂 三の丸駐車場。にも、これぐらいの腰石垣がありました。加えて、角牟礼城にも穴太積みがあります。安土城の黒金門正面石垣と比べると
同じように長辺石を並べて、整然と並べているように見えます。
穴太積みの中でも、石工が同じなら面白いですね
対馬の清水山城との共通点!?
ここの積み方は、「しのぎ積み」と言います。角を直角ではなく、90度以上に開いて組む
安土城でも何か所かに見られます
この雰囲気もどこかで
見たことがありますねえ
対馬の清水山城!!
良く似ている気もする。加えて、対馬の清水山城の二ノ丸石垣を良く見てみると
そういえば、ここの石垣も長辺を並べてラインを崩さずに組んだ野面積み。
似ているなあ~。
対馬の清水山城も秀吉が来ることを想定したお城なので、
清水山城の一部も穴太積みかも!?
主郭部
眺望
琵琶湖が一望できる。ちょっと、地質を調べてみる
なるほど~
この三つの山城の地質は同じ
流紋岩
とのこと。
詳細は「観音寺城 その2」で理由が判明します。
あと、気になるのは、
埋め立て地
良く見ると、
西の海
伊庭内湖
の形が不自然。残った感じ。調べてみると赤丸地点を後世に埋め立てた様子。かつては、安土城の麓まで湖だったみたいですね。
まだまだ、未公開の場所が多数あります
早く整備されたら良いですね。
日本三大階段遺跡の一つ
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