香川

櫛梨山城(香川県琴平町)|絶景の飯野山(讃岐富士)ビューポイント 先には丸亀城

山城ACTレベル:初級 ★☆☆
山城Wレベル:W2 ★★☆

山城ウェルネス

山城ACTレベル:初級 ★☆☆
山城Wレベル:W2 ★★☆

ACTレベル設定理由
登山道はなだらかで、迷う心配が少ない構成です。
麓から山頂までが短く、往復1時間の散歩〜軽ハイクに収まります。
足場の難所や長い急登が主役ではなく、歩きやすいです。

Wレベル設定理由
山頂で讃岐富士(飯野山)を遮るものなく正面に捉えられます。
堀切・石棺残骸などの引っかかり”が複数あり、短時間でも密度が出ます。
遠望(丸亀城の視認)まで含めて、景観は最高です。

主なルート
櫛梨神社(駐車)→ 登山道 → 見晴らし地点(石棺残骸)→ 堀切・木橋 → 山頂(遠望)→ 往路を戻る

累積標高差と所要時間
累積標高差:未計測
所要時間:往復1時間

駐車場

 形態:山城 
 標高:147m
 城の整備:登山道あり 
 所要時間:往復1時間
 訪問日:2020.03

櫛梨神社の駐車場をお借り出来ます。

現地レポート

櫛梨山城の登山道(なだらかな坂道が続く区間)

基本的には、なだらかな坂道です。迷う心配もありません。

古墳跡!? 石棺の残骸

石棺の残骸(見晴らし地点のような場所に残る石材)

途中の見晴らし台のような場所に、石棺の残骸があります。ふたはどこに行ったのでしょうか。

堀切と木橋

堀切に架かる木橋(短い区間で見どころになる地点)
堀切の形状が分かる現地の様子(切り通し状の地形)
堀切周辺の通行路(足元と段差の雰囲気)
櫛梨山城の山頂部付近(麓から15分ほどで到達する地点)

麓から歩いて15分で山頂ですので、散歩レベルです。

自然石を使った虎口のような地点(通路が絞られる箇所)

自然石を使った虎口のようなものもあります。

絶景 讃岐富士!

山頂から望む讃岐富士(飯野山)の正面景
山城Q
山城Q

ここの風景は、スゴイ

飯野山(讃岐富士)は、ごらんのような山容ですので、どこからも観ることができますが、ここからの眺めは、遮るものもなく、全体像を見渡すことができます。「火山岩頸(かざんがんけい)」だと言われており、均等が取れた形は、まさに「讃岐富士」

丸亀城も観ることができます。

丸亀平野周辺の地質図(丸亀城や櫛梨山城の位置関係が分かる)
引用元:産総研地質調査総合センター,20万分の1日本シームレス地質図V2(地質図更新日:2022年3月11日) より山城渡りQが加筆・修正したものである (スマホで拡大可能)

あまりに景色が良く、場所的にも丸亀城まで遮るものがありませんでしたので、「もしかしたら、見えるかも」と思い、カメラを最大ズームにしてみると、

最大ズームで捉えた丸亀城(遠望での視認)

見えました。丸亀城。その距離「5km」。この頃に使っていたカメラは、

FinePix S1(50倍ズーム搭載の防塵・防滴デジタルカメラ)

FinePix S1
50倍ズームレンズ搭載の防塵・防滴デジタルカメラ

名機です。このカメラは、長い間使用しました。防塵・防滴であり、登山やハイキングに持ってこい。また、高倍率で「1,200mm相当の世界」を「レンズ交換なし」で見せてくれます。機動も早く、一瞬で構図を取るのに活躍してくれます。重さも650g程度と、とにかく軽く携行性も良い。

本当に、素晴らしいカメラでした。一番長く使いましたが、オートフォーカス機能がヘタリ始め、ピントが合いづらくなったのと、「F2.8 では暗所が弱い」と感じましたので、1年後に買い換えました。

地質 周辺環境

櫛梨山城周辺の地質図(如意山西尾根と丸亀平野の位置関係)
引用元:産総研地質調査総合センター,20万分の1日本シームレス地質図V2(地質図更新日:2022年3月11日) より山城渡りQが加筆・修正したものである (スマホで拡大可能)

この地図を見てみると、なんとも良いところに築城しているなあと感じます。櫛梨山城は、如意山の西に続く尾根に築城されおり、丸亀平野のど真ん中。

山城Q
山城Q

ここは、丸亀平野の拠点ですね

しかも、背後や周辺には、「讃岐富士」と言われている飯野山や、有名な「金毘羅山」こと
金刀比羅宮など、何かと見どころがあります。

時間があれば、「金刀比羅宮」へ

ご存じ「金毘羅さん」。全国に約600ある金刀比羅神社、琴平神社、金比羅神社の総本宮です。

ここまで来たのであれば、参拝もぜひ旅程に入れていただきたいところ。階段は、金刀比羅宮までは785段(標高251m)。 さらに奥社まで行けば、合計1,368段(標高524m)です。片道1時間程度です。

金刀比羅宮の参道(石段と門前の雰囲気)

様々なお土産物に目を奪われながらも、楽しく登ることができます。

金刀比羅宮の参道中腹の風景(休憩しながら進める区間)

スムーズに登ると、ここまで40分程度です。ちょうど良い運動です。

金刀比羅宮の参拝道(奥社へ続く石畳の道)

しかし、右脇道さらに道は続きます。奥にある「奥社」まで進むとさらに30分。途中の参拝道は、旧日本軍の歩兵が、歩荷訓練に使ったとか。それなりにキツイです。基本的に石畳ですので、シューズ選択が大事。ソールが硬い登山靴よりも、柔らかいランニングシューズとかの方が、膝には優しい。

山城Q
山城Q

シューズ選びが大事

この山城の魅力|3つのポイント

① 体験価値(ウェルネス)
往復1時間ほどで登れる小さな山城で、途中から一気に視界が抜けます。山頂で讃岐富士(飯野山)を正面に捉えられるのが核です。

② 遺構の固有要素
堀切と石棺の残骸、自然石を使った虎口のような地点など、短時間でも“見どころが散っている”構成です。

③ 景観・地形の固有性
丸亀平野の中に近い位置で遮るものが少なく、遠望が成立します。条件が合えば丸亀城も視認できる距離感が面白いです。

この城の概要

櫛梨山城(くしなしやまじょう)は、香川県丸亀市に位置する中世山城で、如意山の西尾根に築かれ、丸亀平野を見下ろす比高約120mの山頂に堀切・曲輪・石棺残骸などが残る城跡です。

明確な築城主・年代は不明ですが、周辺の地形と遺構から中世山城として機能したとされ、丸亀城と視認可能な距離にある立地が特徴です。

登山道が整備され、短時間で登れる散策向きの山城で、讃岐富士(飯野山)の正面景が登城の大きな報酬となります。

まとめ

櫛梨山城は、短時間で登れて、最後に景色で回収できる山城です。堀切や石棺残骸などの小さな見どころを拾いながら、山頂で讃岐富士を正面に捉える流れが明快でした。琴平エリアと組み合わせると、半日〜1日の行程が組みやすいです。

免責

本記事は現地での一次体験記録をもとに構成しています。遺構の解釈や歴史的断定、数値(累積標高差など)の推定は行っていません。各施設の営業情報・料金等は変更される場合がありますので、最新情報は各公式発表でご確認ください。

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