基本情報
形態:平山城
標高:88m
城の整備:歩道あり
所要時間:20分
訪問日:2017年12月
今回は、いつもと趣向が違います。
なかなか普段は、ここまで来られないかもしれない。天草地方のこの場所。志岐氏という「天草五人衆」の一人の城です。しかし、城としては小ぶりですが、地方の共通の悩みとしては、人に来てもらわないと何も前に進まないという点です。
ましてや、この天草の一番の端っことなった場合、如何に集客をするかということには知恵を絞らないといけません。
管理者は、基本的にアウトドアでハイキング・登山の他に、坂を好んで歩いたり、四国の遍路道を歩いてみたり、ウォーキングなどもします。
システムに組み込めば良いということです
最新の観光学 オルレ
コンセプトにも書き込みましたが、最近の観光は
01 非日常
レジャー施設(USJ、TDL)、自然環境、自然フィールド(スキー場、ゴルフ場)
02 異日常
観光地や旅先での生活文化体験(熊野古道体験、お遍路体験、農業体験、アクティビティ)
を掛け合わせた「地域体験・自然体験」がトレンドとなっております。その土地のライフスタイルに共感して世界中から観光客がやってくるのです。何も「爆買い」だけが目当てではありません。それが、このリボン。
このお城は、マイナーですが、このオルレコースに組み込まれているのです。これで人が来ます。
城域に入る
見どころは、この程度です。しかし、コースに入っているために人は必ず前を通ります。
景色は、このように最高
都会にはない
山岳地にはない
天草の雰囲気とよくマッチした景色です。反対側の富岡城やさらに向こうの島原まで見渡すことが出来る。それにしても青い!!普段、「ここまで来る理由があまり見つからない。。。」そんな山城は全国にも多く存在すると思いますが、集客に成功した実例だと思います。
まとめ
戦略勝ちだと思います。実際に、周辺を歩いてみると、大手からは登り甲斐はある。しかし、単体ではややインパクトが弱い。そこで、周辺を10km程度の散策コースに組み込めば、立派な観光資源となりますね。
のどかに歩きたいならお勧めです。
・天草五人衆の一人 志岐氏の居城
・観光とハイキングと歴史の融合 オルレコース
・九州外の観光地も参考にする点はあると思う
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