山城ACTレベル:初級 ★☆☆
山城Wレベル:W ★☆☆

山城ウェルネス
山城ACTレベル:初級 ★☆☆
山城Wレベル:W ★☆☆
ACT理由
登城時間は短く、主郭までの到達も非常に早い山城です。
登城路・城内ともに整備されており、急斜面や不安定な足場はほとんどありません。
無理のない散策として歩けるため、ACTレベルはA1相当と判断しました。
W理由
資料館や現地看板を通して歴史背景を把握したうえで登城でき、理解は深まります。
一方で、城域は小規模で防備の工夫も少なく、歩行そのものによって意味や解釈が更新される構造ではありません。
体験の重さは主に史実や物語から生じるものであり、「場」そのものが強く語りかけてくるタイプではないため、W1相当としました。
主なルート
駐車場(上月歴史資料館)→ 登城口 → 休郭 → 堀切 → 主郭 → 第二郭 → 往路を下山
累積標高差と所要時間
所要時間:約30分
駐車場 アクセス
ふもとには、上月歴史資料館と大規模駐車場もあり、停め先に困りません。
看板

念願の上月城
戦国時代の秘話の中でも、有名な「尼子勝久と山中鹿之助」の話。その壮絶な物語は、多少は知っていました。そんな中、ようやく登城する機会を得たのでした。



これは、、、

。。。壮絶
まずは資料館を訪れ、だいたいの知識を入れる。次に登り口の看板を読み込み、流れを整理してから登城に入ります。文字数は多いですが、それだけ重要なことが書かれているということ。
第一次上月城の戦い
天正五年(1577年)に、羽柴秀吉軍15,000に対する毛利・宇喜多軍は10,000で対抗。
しかし、羽柴勢は援軍の宇喜多勢を払いのけ、三ヶ月に及ぶ籠城戦の末、城主の赤松政範を自害に追い込んだものの、城中将士の投降を許さず、全員の首を刎ね、200人の非戦闘民のうち女性は串刺し、子供は磔で国境付近にさらしたという。

そこまでやる!?
第二次上月城の戦い
その後、上月城は「尼子勝久と山中鹿之助」に預けられたが、宇喜多勢の攻撃に一度退いたが、再び取り戻す。この辺りの攻防を考えると、尼子家の再興が掛かった

必死さ
が伝わる。
しかし、翌天正六年(1578年)には、今度は毛利勢が30,000~60,000の大軍で上月城に押し寄せた。これに対する羽柴勢は、10,000であった。しかし、播磨・三木城の別所長治謀反により、撤退を余儀なくされた羽柴勢は、上月城を見捨てることに。。。
別所長治謀反というよりも、そもそも3倍以上の兵力差ではどうしようもありません。援軍が少なすぎた。ということは、あとはどうなるか。。。

登城口奥に、尼子勝久や山中鹿之助の追悼碑があります。もうこの時点で、結末は分かります。

休郭(やすみぐるわ)

堀切跡

主郭


すぐに主郭
に到着します。そんな簡単に主郭に到着しても良いのですかってぐらい、すぐに着きます。


ちょっと下り、その先の馬場らしき場所の先には
第二郭

に到着。以上です。
気付き
ハッキリ言って「小城」です。歴史的背景から考えると、城は取った取られたの繰り返しの中で防備が強化され、技巧的になって堅牢になるはずですが、この城には特にそうした工夫が見られません。
織田の支配下なら、石垣こそ無くても虎口や畝状竪堀、空堀はすぐに作られていても不思議ではありません。しかし、この城にはそれらがほとんどありません。つまり、大軍に攻められれば容易に落ちると考えられます。
当ブログでは人物にあまり焦点を当てませんが、急ごしらえの少数兵で毛利の大軍を迎えなければならなかった「尼子勝久と山中鹿之助」は、非常に心細かっただろうと思います。

とてもそう思います
しかし、第一次上月城の戦いであれだけの非道を行った秀吉が、この城の重要性は分かっていたはずですし、防備強化で手を抜くでしょうか。理由はわかりませんが、この辺りの統治が上手くいってなかったことなどもありそうです。
この城の概要
上月城は、兵庫県佐用郡佐用町に位置する標高約190mの小規模な山城で、尼子勝久・山中鹿之助が最期を迎えた悲劇の舞台として知られています。
天正5年(1577年)の第一次上月城の戦いでは羽柴秀吉軍による苛烈な攻城戦が行われ、翌年の第二次では毛利の大軍に包囲され落城した歴史を持ちます。
現在は主郭・第二郭・堀切・休郭などの遺構が残り、整備された短時間の登城路で気軽に訪れられる一方、資料館や現地看板で壮絶な背景を深く学べる山城です。
この山城の魅力|3つのポイント
① 体験価値(ウェルネス)
麓で資料館→登り口の看板→登城、という流れが作りやすい山城です。短時間でも、背景を知ったうえで歩ける構成でした。
② 遺構の固有要素
休郭・堀切・主郭・第二郭までがコンパクトにまとまり、歩いて「ここまで」がはっきり分かります。小城ゆえに、遺構の少なさも体感として伝わります。
③ 景観・地形の固有性
主郭までの距離が短く、城域の切り替わりをテンポよく確認できます。「すぐ着く」こと自体が、この城の性格を説明していました。
周辺観光・温泉(地域共鳴)
温泉:佐用の湯(Sayo Star Resort)
登城後に身体を落としやすく、短時間登城の“締め”を作れます。
観光:道の駅 宿場町ひらふく(平福の宿場町)
城の前後で寄り道しやすく、歩行のテンポを崩さずに地域の空気に触れられます。
グルメ:カレーうどん屋さん かずら
免責
本記事は、現地での観察メモをもとに整理し、筆者なりの解釈を加えた記録です。史実の正確性を保証するものではありません。また、整備状況・所要時間・交通手段・施設情報等は変更される可能性がありますので、訪問の際は必ず最新情報をご確認ください。



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