基本情報
形態:山城
史跡指定:ー
城の整備:駐車スペース程度(1台) 登り口 登山靴が必要
所要時間:1時間30分
訪問日:2018年4月
駐車場 アクセス
城模型で縄張りを確認
みなべうめ振興館に展示されています。見てるだけで、わくわくします
ご存知の通り和歌山は、国人衆や寺社勢力が強かったこともあり統一大名が出ませんでした。(そのため、共同体意識が強く、敬語が発達しなかったと司馬遼太郎が書いていました)。城自体は、全体的に作りがひと昔、古いように感じました。
「山城好き」にとっては、好都合。土塁と空堀と竪堀を純粋に楽しめます。ここ、平須賀城は、石垣に頼らない中世室町の典型的山城だと思います。
電気柵を避けながらの、登りづらい急こう配
登り口からは、ほぼ直登です。かなりキツイです。そして、スニーカーだと滑ると思います。しかし、ここを越えないと出城にたどりつけません。
4月、5月は、ちょうど梅の収穫シーズン前。6月頃から収穫が始まります。登城道は、電気柵と隣合わせ。ふらついて触ると、エライことになるかも(?)デンジャラスこそ、進むべき道
城域に入る
北尾根の出丸
から続く土塁
ようやく開けた場所に出ました。出城的な場所
大規模堀切
お~~、郭下の空堀。日陰になっており、一番見学しやすいです。木があると、雑草が生えにくいから良いのですが、逆に写真が撮りづらいというトレードオフ。
二重堀切
ここが見どころ!!
郭下には、いくつもの堀切や竪堀が残っていて、感動MAXです。
第四曲輪~本丸へ
連郭式もきれいです。主郭からは、紀伊山系が見えます。
しかしながら難点は、雑草の処理が。。。草丈が腰ぐらいあるので、4月でも遺構があまり見えません。
南部湾を望む抜けた眺望
ここが見どころ!!
南部湾も見渡せるし、気候も温暖だし、最高の見晴らしです。ここからだと敵の進軍も丸見えです。ここで感じたこと。途中の資料館には立派な城模型があったり地元の方にも愛されていると感じます
まとめ
メイン登り口の整備と各郭の草刈りだけしっかりして頂くと手取城にも負けない中世山城だと強く思います。入口に旗とかあれば、さらに良いです。市の予算ほんの一部を割いてもらいたいですね
・複数の竪堀 やや古めの縄張り
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