山城ACTレベル:中級 ★★☆
山城Wレベル:W2 ★★☆

山城ウェルネス
山城ACTレベル:中級 ★★☆
城域が広く、曲輪間の移動距離が長いため、短時間でも「歩く量」が確保されます。見学というより、歩行を軸に城内をたどる感覚になります。
切岸・空堀沿いは足元が滑りやすく、端部は崩落・転落の注意が必要です。安全な位置取りを保ちながら進むため、姿勢と足運びに意識が残ります。
山城Wレベル:W2 ★★☆
地形と構造が連続し、観察対象が途切れません。曲輪・切岸・空堀が次々に現れ、歩行中も「見るべき点」が自然に発生します。
視界は開閉を繰り返し、歩行に合わせて視点が切り替わります。広がる場所と締まる場所が交互に来るため、城内での“進行感”が出ます。
没入はしやすい一方で、同一点に長く滞留させる設計ではありません。城域全体を動きながら把握していくタイプの山城です。
主なルート
大手口 → 内城各曲輪 → 本丸周辺 → 空堀帯
累積標高差と所要時間
累積標高差:未計測
所要時間:60分
駐車場 アクセス
現地レポート


南九州型城郭とは一体どのようなものでしょうか

近くに完璧に整備された駐車場があります。
前から来てみたかった
「志布志城」は、
内城
松尾城
高城
新城
の4城からなっております。
そのうち「内城」だけでも南北約600メートル、東西約300メートルという巨大さ

大手口付近の武家屋敷跡。

なんとも重厚な門構え。惚れ惚れします。
大手の入口らへんには、きちんとした看板があります。
矢倉場跡など

南九州型城郭は、シラス台地であるため、作り方に大きな縛りがあります。
曲輪3下段

とにかく、土壌がモロイ。そのため、石垣を組むことが出来ない
特徴的な切岸

曲輪の切岸をやたら高くすることで、一つ一つの独立性を高め、防御度を上げている。この高さは下から登ることは出来ない。また、曲輪の端は常に崩れている。
そのため、端にまで見学に行くと、下手したら崩れて落ちる危険性があります。危ない。転落防止のためか、たぶん昔から土塁で囲まれています。
曲輪2上段


火山灰は常にヌカルンデいるので登山用靴をお勧めします。

滑りますし。
本丸~中野久尾~大野久尾まで続く大空堀

進行方向と後ろを振り返りますが、道は真っすぐ!これは、スゴイ。高い。高さは15mぐらいはあるかな。途中に、車でも通れるような横堀幅もあります。


もうなんだか、堀なのか通路なのか訳が分からなくなります。
アクセス・駐車場
大手口近くに、駐車場とトイレが整備されています。城内は滑りやすい箇所があるため、ミドル〜ハイカットの登山靴が歩きやすいです。
この城の概要
志布志城は、鹿児島県志布志市にある中世の山城で、内城・松尾城・高城・新城の4つの城郭を総称したもので、国の史跡に指定されています。
築城年代は不明ですが、南北朝時代(14世紀)にはすでに存在し、肝付氏・島津氏・伊東氏らが争奪を繰り返した前線拠点として機能しました。
シラス台地の先端に位置し、複雑な空堀や大規模な曲輪が特徴の南九州型城郭で、1615年の一国一城令により廃城となりました。
「南九州型城郭」とは!?

南九州は、上の土壌地図で「ピンク」で示されるように「シラス土壌」が多い。シラス台地とは、九州南部に数多く分布する火山噴出物からなる台地のことで、これが城造りに大いに影響している。
「南九州型城郭」
というものです。山城好きとしては、おさえておく必要があるとは言え、、、ここまで来るのは遠かった。。。
詳細は、知覧城編「地質 姶良カルデラと知覧城」の項を参照
この山城の魅力|3つのポイント
① 体験価値(ウェルネス)
城域が広く、平坦部と切岸が交互に現れます。足元への注意と視線の切り替えが続き、歩いている間の集中が途切れにくい構成です。
短時間でも「移動→観察→判断」のリズムが自然に生まれ、散策というより“歩いて把握する”体験になります。
② 遺構の固有要素
高い切岸と大規模な空堀が連続し、城のスケールがそのまま地形として伝わります。堀なのか通路なのか分からなくなるほどの線形が見どころです。
石垣に頼らず、曲輪の独立性と高低差で守りを組んでいる点がはっきりしています。
③ 景観・地形の固有性
曲輪の端は崩れやすく、見学では“近づきすぎない判断”も含めて地形を読みます。端部に立つと転落の危険があるため、位置取りが体験の一部になります。
その条件下で成立した縄張りが、曲輪ごとの独立性と切岸の高さとして視覚化されています。
周辺観光・温泉(地域共鳴)
早口で一気に言ってみたい


これが噂の「口の中が唾だらけになる」と言われる看板。ある意味、これを見に来た部分もあります。
足を伸ばして、鹿屋航空基地史料館も
鹿屋市には、太平洋戦争時に3つの飛行場が存在し、日本で最も多くの特攻隊が出撃した歴史があります。鹿屋海軍航空基地からは908名、串良海軍航空基地からは363名の特攻隊員が出撃し、その尊い命を失ったそうです。


なんという大きさだ!
全長28m。全幅38m。日本でも、ゼロ戦は割と多くが残っていて、全国各地の博物館や資料館で観ることができますが、これは別格。

二式大型飛行艇。略して「二式大艇」。傑作大型飛行艇で世界で唯一残る実機。この実機を無料で観ることができます。
武装:20mm旋回銃5門、7.7 mm旋回銃4門(3門は予備)、爆弾最大2t(60 kg×16または250 kg×8または800 kg×2)または航空魚雷×2
航続距離: 7,153 km
搭乗員:10名~13名
戦闘機以上の重武装。20mm旋回銃5門。長大な航続距離と航空性能。攻撃や偵察、救難、気象観測、物資輸送と大活躍したのでした。


近年、野外展示のため「劣化」が問題でしたが、今回は、修繕塗装直後だったのか、めちゃキレイでした。うーーん。いつも思うけど、ジブリの宮崎駿監督テイストを感じる。

後部の銃座席もしっかり残っていて、特徴的。


素直に感動しました
まとめ
志布志城は、南九州型城郭の発想を「規模」と「線形」で体感できる城です。空堀帯の連続は圧があり、短時間でも印象が残ります。
一方で、滑りやすさと端部の不安定さがあるため、足元装備と位置取りは必須です。歩いて把握すること自体が見どころになります。
免責
本記事は、現地での観察メモをもとに整理し、筆者なりの解釈を加えた記録です。史実の正確性を保証するものではありません。また、整備状況・所要時間・交通手段・施設情報等は変更される可能性がありますので、訪問の際は必ず最新情報をご確認ください。




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