基本情報
形態:南九州型山城
史跡指定:国指定史跡
城の整備:駐車場 歩道 ただし、シラス土壌で歩きづらい
所要時間:1時30分 入来麓散策込み
訪問日:2017年1月
駐車場 アクセス
縄張り図 現地看板
なんとも、巨大な山城。そして、入来麓の武家屋敷とセット
地質
この地域のシラス台地については、知覧城のページを参考
城域に入る
実際の入口は、小学校の北西らへんにあります。
最大規模の垂直切通崖のインパクト
ここがみどころですよ
なんという垂直崖。自然の浸食なのかどうか。入口がここだけなら、こんなあからさまな仕掛けでも、侵入に苦労しそう。
シラス土壌だから出来るんでしょうね。岩石だとこうは削れない
松尾城
まずは、松尾城という郭に来てみました。ご覧のように紐でエリア規制があるわけです。シラス土壌は、非常にもろく端までいくことはできません。端に行くと、さっき見てきた崖となっているわけです
ちなみに、これがシラス土壌。火山灰です。普通の運動靴だと靴の中に入ります。しかも、滑るし、非常に厄介モノ。
そそり立つ切岸
切岸というか空堀というか切通というか。定義が良く分からなくなるぐらいの高さです。そして、自分が今どの場所にいるのか、さっぱり分からなくなる迷路のようです。
この看板だけが頼り。しかも、進入禁止っぽいところもたくさんあります。
すごい崖です。シラス土壌が剥き出し
登ったり、下ったり、また登ったり
道順はあるものの、
上がったり下がったり
下がったり上がったり
の繰り返し。相変わらず、あんまり端っこには行くことはできません。
中之城跡
求聞持城
求聞持城~物見之段までの尾根道
尾根道にような場所もありますが、シラス土壌なので、このロープは大事です。
そして、小学校へ
ようやく、降りてきました。しかし、意図した場所とは違うところです。
正に迷路のような山城
でした。
武家屋敷での出来事
ここもみどころですよ
武家屋敷があるのです。「麓(ふもと)」と呼ばれています。これは何なのかということをここにきて知りました。なぜ、こんなに武家屋敷が残っているのか。これを理解すると幕末の薩摩藩の状況が見えてきます。(大河ドラマで良く紹介されていますが)
「麓(ふもと)」とは
旧増田家の秘宝を見せていただく
その一つに入ってみました
驚愕の展示物が!!
お客さんが管理人だけでしたので、スタッフの方と話し込んでいるとこんなモノを見せてくれました。
金魚が泳いでいる??
違います。絵です。お皿に水をそそぐと、まさに金魚が泳いでいるように見えます。ものすごい描写力。もはや芸術品の域。ちょっと感動しました。
これって、、、普通に置かれているけど、、、、資料館とか博物館級の品物ではないのでしょうか
この重箱も、、、普通に置かれていますけど、どうみても普通~~の、重箱には見えないのですが。
殿様か身分の高い方が使うもののような
びっくりしました
・入口の垂直切通崖は、南九州型城郭で最大規模 高さを楽しむ!
・複雑に入り組んだ縄張りは、案内不能
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