基本情報
形態:南九州型城郭
史跡指定:国指定史跡
城の整備:駐車場(大規模) 登城道整備
見学時間:約1時間半 武家屋敷を含めると2時間弱
訪問日:2017年1月
ここは、知覧地域は、「知覧城+お茶+武家屋敷+知覧飛行場跡+開聞岳+指宿温泉」
と、全ての観光要素が密集。あらゆるタイプに対応できる。
最強!!
アドベンチャーツーリズムスポット。時間があれば毎日、違うアクティビティを楽しめます。管理者が大好きな地域の一つです。
駐車場 アクセス
ついにやってきました知覧城!遠かった!
本丸の近くに大規模駐車場があるものの早速、火山灰が散見されます
地質 姶良カルデラと知覧城
土壌は、大規模火砕流帯のど真ん中。北部には、砂岩がある様子。ちなみに、南九州のこのシラス土壌は、どのようにして出来たのか。「桜島が噴火した火山灰」ではございません。
姶良カルデラ(あいらカルデラ)が関与しております
鹿児島湾と桜島を囲む巨大カルデラで、いろいろ何万年前だの論争はあるようですが、約3万年前にこの形に落ち着いたってところのようです。すなわち、この一帯に大量のマグマや火砕流を放出し、陥没した空洞が沈み込み海水が入ったのが錦江湾の北部ということです。
縄張り図 現地看板
さて、駐車場には立派な案内板があります。道に迷うことは全くありません。これまでの山城とは全く違う形状
特に、真ん中が本丸城なんだろうけど、なんというか、ファンタジーの世界のお城の様子。あの花の形に見えて仕方がない。それは
世界最大の花 「ラフレシア」
城域に入る
面積45万平方メートル 40m級の崖を備える
駐車場からのアクセスは非常にしやすいです。しかも、すぐに目の前に断崖が現れます。高い。40m級とのこと
数々の防空壕
防空壕かなあ。たくさんあります。全く、入る気にはなれません。
本丸をグルリと回り込む
本丸城を回るように進みます。空堀も広く余裕ですが、なんせか、火山灰が歩きにくい。ミドルカットぐらいの靴でないと中身入ってきます。
鉄壁の防御 キルゾーンの設置
はい!キルゾーン(死地)に立ってますよ
余裕で、鼻歌混じりでルンルンと何気なく上がってきましたが、周りを見渡してみると、何かの中心地!
ただいま、「2」の場所におります
縄張りをお借りし、良く見てみるとキルゾーン(黒丸)がなんとなく見えてきます。その方向に合わせて、土塁も形成されており、3方向からの鉄砲や弓矢が飛んできそうです。良く考えられている。
本丸
本丸にあがってきました。土塁も高いですね。
ちょっと怖いのは、この陥没です。中は空洞になりやすいのか、いろんなところで陥没しています。
それとも、貯蔵庫とかあったのでしょうか
上から登り口をみてますが、やはりキルゾーンでしょうね。
広大な空堀と4つの主要曲輪 複数の出城を備える堅い守り
建物のあった跡が再現されていました。
枡形!!シブイ
国指定史跡だけあり、きちんと整備がされています。それにしても、これだと雨の日は登城がツライでしょうね。
地質 シラスと礫コラ
ここ、ちょっと気になりますね。シラス土壌の上の、黒い層
礫コラってやつかな
シラス層の上にあるので、割と新しい時代のものかも
弓場城
今城
ここら辺には、笹竹がたくさん生えていました。これで弓を造ったのでしょうか。
・南九州型城郭の真打
・知覧武家屋敷と知覧特攻平和会館と知覧茶は絶対に外せない
凛とした知覧武家屋敷群の理由は!?
武家屋敷のことを「麓」ともいいます。詳しくは、下記参照
凛としたたたずまい!緊張感が伝わります
日本にも数ある武家屋敷群でも、トップクラスだと思います。
この垣の刈り方も特徴的。防風林でもあるのでしょうか。観光地化され過ぎず、本州や北部九州などの街並みとは全く趣きが違います
このような建物は、NHK大河ドラマの幕末物に出てきそうです。そのまんまではないでしょうか
一つ気が付いたことがあります。それは、
電線がない!
一切見当たりません。これが、たかかもタイムスリップしたかのような感じに繋がっています。非常に効果が高い。
独特の酸味と粘性を持つ「知覧茶」
知覧は、他にも「お茶」が有名です。聞いたことはあるものの、ここに来るまで飲んだことがありませんでした。お茶問屋がお店を出しているので、騙されながら試しに試飲したところ
うマーベラス
優れたドリンクとは、「酸っぱさ」が重要。ワインも「酸味」が重要視されます。ここの「知覧茶」は、酸っぱさを初めに感じ、後に甘さやってくる共存した香味。粘性も適度にあり、「お茶を飲んだ感」があります。
めちゃくちゃ美味しい。
ペットボトルでも通販しています。管理者は、定期的に購入しております。かなり有難い
余裕があれば「開聞岳」へ
南九州を代表するトンガリ山の開聞岳(標高924m)なかなかこんなトンガリ型はありません。美しいですね。
ということで、ついでに登りました
片道2時間半の丁度良い感じです。低山の上限というところでしょうか
途中のカメラスポットから見える屋久島。あの島も特徴がありますね。まだ行ったことはないですけど。行きたいですね~。
二つ目のカメラスポットから。一枚目の写真の逆位置からの撮影となるんでしょうか。山頂は、あまり展望が良くありませんので、途中のこの風景がベストです。登りやすい素晴らしい山です。開聞岳。
砂蒸し風呂 指宿温泉 塩化物泉
温泉の特徴
砂蒸風呂は有名ですよね。
一言でいうと、「熱の湯」です。入浴後にすぐに温まります。また”パック効果”で湯冷めしにくく、血流改善効果が高いので、「傷の湯」であり殺菌効果がある。海水の成分に似た食塩を含み、塩辛く無色透明です。温泉成分にコーティング効果があるので、保湿剤のような役割を果たします。肌の角質を取る「炭酸水素塩泉」などの”美人の湯”に入った後に入ると、肌の乾燥を防ぐ「美人仕上」にも適しています。
泉質
塩化物泉
適応症
療養泉の一般的適応症
筋肉若しくは関節の慢性的な痛み又はこわばり(関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期)、運動麻痺における筋肉のこわばり、冷え性、末梢循環障害、胃腸機能の低下(胃がもたれる、腸にガスがたまるなど)、軽症高血圧、耐糖能異常(糖尿病)、軽い高コレステロール血症、軽い喘息又は肺気腫、痔の痛み、自律神経不安定症、ストレスによる諸症状(睡眠障害、うつ状態など)、病後回復期、疲労回復、健康増進、
泉質別適応症
きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症、萎縮性胃炎(飲)、便秘(飲)
参考資料:温泉ソムリエテキスト 発
コメント