山城ACTレベル:中級 ★★☆
山城Wレベル:W3 ★★★

山城ウェルネス
山城ACTレベル:中級 ★★☆
取り付き自体は近いものの、城域が非常に広く、回遊の選び方で歩行量が増えます。道沿いに要点を拾うだけでも成立しますが、竪堀群や出丸配置まで追い始めると「もう一つ先」が連続し、結果として一定の体力と集中配分が必要になります。総合して中級(★★☆)としました。
山城Wレベル:W3 ★★★
歩き始めから規模が伝わり、「今日はどこまで追うか」という判断が早い段階で入ります(初動分岐型)。観察点が途切れず、虎口・土塁・竪堀の要素が連続して現れるため、回っているうちに自然と城のモードへ入り込みます。情報量が多いぶん、途中で“満腹”になりやすいタイプの没入として、W3(★★★)に置きます。
主なルート
駐車地点付近 → 城域へ(道沿いに回遊)
- 二ノ丸枡形虎口 → 本丸周辺
- 本丸裏の畝状竪堀群(見える範囲で)→ 戻る
累積標高差と所要時間
累積標高差:未計測(標高189m)/ 所要時間:現地行動 約2時間
アクセス・駐車場
記事内の地図位置周辺に駐車スペースがあります。原文では本丸近くに駐車し、奥側に本来の駐車場がある旨の記載があります。現地状況は必ず確認してください。
現地レポート|ルートと見どころ

周辺の地質は図の通り。現地では、石材の種類や積み方の違いが目に入ります(成因や理由の断定はしません)。
移築された「益富城大手門」



登城前に、移築門を確認できます。立ち寄りは短時間で十分です。黒田六端城の一つ「益富城」。規模が大きく、見どころが散在します。途中で「山城満腹」になり、全域は追い切れませんでした。


主要部は道沿いに追える一方で、全部を回ると情報量が多くなります。区切って回る方が現実的です。

標高は200m弱。駐車地点付近から城域の広さが伝わります。
別曲輪跡

別曲輪跡。

上がると碑があります。
二ノ丸枡形虎口



二ノ丸の枡形虎口。形状は写真の通りです。


説明板があり、現地で確認しやすいポイントです。
白米流し(山城あるある)

現地で案内されることの多い話題です。
本丸


本丸跡はコンパクト。石積みや段差を見ながら回れます。
眺望

眺めは写真の通りです。

本丸付近の頑固な防備 虎口 畝状竪堀 櫓跡



虎口や堀の連続があり、歩きながら観察が続きます。


枡形の造りを確認できます。
本丸裏の畝状竪堀群


北側に畝状竪堀がまとまって見られます。
馬屋跡(秋月氏の旧城?)

馬屋跡まで降ります(往復で歩行量は増えます)。


石積みの見え方や段差の作りが変わる場所があります(時代等の断定はしません)。
さて、本丸入口に戻ってきましたが、広すぎて全ては追い切れません。区切って回るのが現実的です。
【図解】超巨大な城郭 数多くの出丸配置

回遊しながら位置関係を照合した図です。曲輪数が多く、道沿いでも遺構が続きます。見学の集中配分が必要になります。

本丸近くの別曲輪など。


土塁が続きます。

北側の斜面側に竪堀群が見られます。


整備された広い区間もあります。

途中で石切り場のような地点が見つかります(用途等の断定はしません)。
駐車場北側にある大規模連続竪堀


本丸近くの駐車スペースとは別に、奥側にも駐車場があります。北側斜面の竪堀群は、見える範囲でも十分に密度があります。
巨大すぎて、見どころ満載なため、途中で「山城満腹」になります。
志祇神社


入口付近の志祇神社。登城前後の短い立ち寄りに向きます。
この城の概要
益富城(ますとみじょう)は、福岡県田川郡添田町添田にあった中世の山城で、標高約400mの益富山山頂に築かれ、鎌倉時代後期から南北朝期にかけて大友氏の支城として機能し、豊前地域の要衝を押さえた堅城として知られる。
主郭を中心に曲輪群が展開し、深い堀切や横堀、土塁が残り、特に山頂部の展望台周辺から英彦山方面を含む360度のパノラマが得られる立地が特徴。
現在は一部遺構が残り、登山道が整備されているものの、急斜面や滑りやすい区間があるため、中級レベルの山城ハイクとして訪れる人が多い。
地質 周辺環境

なかなか面白い地質です。まさに段丘ポジション。主に花崗岩類や変成岩類、一部古第三紀層が分布する地域です。
城域の尾根・斜面はこうした基盤岩を活かした堅固な立地で、竪堀や土塁の連続が地質の硬さと柔らかさの対比を強調する形となっていますね。
この山城の魅力|3つのポイント
① 歩き始めから規模が伝わる
駐車地点付近から曲輪が続き、移動しながら段階的に城域へ入っていきます。最初から「広い城だな」と分かる導入です。
② 観察対象が多く、区切りが作りやすい
枡形虎口・土塁・竪堀など、道沿いに要点が現れます。歩く→止まるの切り替えが入りやすく、見学のペースを作りやすい城域です。
③ 「山城満腹」になりやすい密度
見どころが多く、全部を追うと情報量が増えます。「今日はここまで」と区切る方が現実的で、結果的に印象が散りにくくなります。
免責
本記事は、現地での観察メモをもとに整理し、筆者なりの解釈を加えた記録です。史実の正確性を保証するものではありません。また、整備状況・所要時間・交通手段・施設情報等は変更される可能性がありますので、訪問の際は必ず最新情報をご確認ください。



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