山城ACTレベル:上級 ★★★
山城Wレベル:W3 ★★★

山城ウェルネス
山城ACTレベル:上級 ★★★
山城Wレベル:W3 ★★★
ACT理由
片道1時間半(城跡)〜2時間半(福智山)を前提に組む、登山としての行程です。
上野越までで息が上がり、往復で“体力を使い切る”計画になります。
城域は山頂部ですが、到達までが主戦場なので上級判定にしています。
W理由
分岐を外れた先の眺望ポイントが明確で、身体の状態が一段切り替わります。
福智山側との距離感(声が届く/見通せる)を現地で実感でき、立地の特徴がはっきりします。
畝状竪堀群の“取り囲む”配置が確認でき、印象点が強く残るためW3にしています。
主なルート
登山口(駐車地点)→ 上野越 → 分岐(福智山側を外れる)→ 眺望ポイント → 鷹取山城(大手門〜城域下の畝状竪堀群)→ 往路戻り
累積標高差と所要時間
累積標高差:未計測
所要時間:城跡まで片道1時間30分程度
アクセス・駐車場

今回のルートは上野越ルート。城跡まで片道1時間30分程度を見て、往復で一日を使う前提で組み立てるのが安全です。
現地レポート


天候のタイミングを狙って登城。城跡まで片道2時間という話も耳にしていたので、往復で一日を使う覚悟で入りました。
ルートは上野越ルート。まずは福智山方面へ向かい、上野越を目指します。
(中間分岐点)上野越に到着

ここまでで純粋に登山が1時間。息が上がり、登山者も多い区間なので、すれ違いの挨拶を挟みながらと進みます。
先に見えるは

多くのハイカーが福智山へ向かうところを、私はもう一方へ。


鷹取山城を見下ろす
福智山山頂手前で八丁方面へ少し下り、道から少し外れた場所へ。ここで視界が一気に開けます。

やっほーーーーー


「疲れが吹っ飛ぶ」タイプの眺め。場所はこのあたり(だいたい)で、道から少し外れた岩の上に立って撮影しました。
ここで気が付きました。なんと、福智山側から城内が丸見えだったのでした。遮るものが少ない位置関係です。

鷹取山城

場所を城跡へ移動。すると何やら声が聞こえてきます。

なんと、福智山側から会話が聞こえる。おばちゃん達の楽しそうな声。地形が声を運ぶのも面白いところでした。

丸聞こえ!
大手門




総石垣だったのかもしれない、という“気配”が残る場所。興味深いのは、実は曲輪の下側でした。

この狭い虎口から城下側へ。道なき道を少し下ります。
畝状竪堀群


畝状竪堀群が、ぐるりと城を取り囲む構図が見えてきます。こんなところに、畝状竪堀群を作る必要があるのでしょうか。謎。
この城の概要
福岡県直方市(および福智町)に位置する鷹取山城(たかとりやまじょう)は、福智山の支峰・鷹取山(標高約633m)の山頂に築かれた山城です。
中世から存在し、戦国期には筑紫氏や大友氏などの争奪地となり、江戸初期に黒田長政が入国後「黒田六端城」の一つとして母里太兵衛友信が城主を務め、近世的な高石垣や内枡形虎口などで大改修されました。
現在は標高が高い登山を要する遺構として残り、石垣・曲輪・畝状竪堀群などが確認できる希少な高所山城です。
この山城の魅力|3つのポイント
① 体験価値(ウェルネス)
登りは純粋に登山で、1時間を過ぎたあたりから呼吸が上がってきます。上野越を越えて分岐を外れた先で、一気に景色が抜けます。
② 遺構の固有要素
城域は山頂部にまとまり、虎口(大手門)まわりに石材の気配が残ります。曲輪の下側へ下りた先で、畝状竪堀群が「取り囲む」配置として見えてきます。
③ 景観・地形の固有性
福智山側の登山者の流れと、鷹取山城側の“外れ”の動線が並走していて、距離感が独特です。見晴らし地点では、疲れが切り替わるほど視界が広く取れます。
周辺観光・温泉(地域共鳴)
山城帰りに立ち寄りたい温泉(1か所)
天然温泉「日王の湯」(福智町)
登山の“行程を終えたあと”に、そのまま寄りやすい日帰り温泉です。
周辺観光
上野の里 ふれあい市(福智町)
地元の農産物や特産品がまとまっていて、帰路の寄り道に組み込みやすいスポットです。
まとめ
鷹取山城は、到達までが登山そのもの。城跡は“山の上の拠点”として収まっています。上野越の分岐から福知山を過ぎ外れた先に、眺望で状態が切り替わる一点があり、そこでこの山の輪郭がはっきり理解できます。
そして城域では、大手門まわりの石材の気配から、曲輪下の畝状竪堀群へ。狭い範囲でも「取り囲む」仕掛けが見える山城でした。
免責
本記事は、筆者の訪問時点(2019年2月)の一次体験記録に基づく整理です。登山道・立入状況・安全情報は変わる可能性があるため、訪問時は必ず最新情報を確認し、現地の案内・規制に従って行動してください。




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