基本情報
形態:山城
史跡指定:国指定史跡
標高:780 m
城の整備:登城道
所要時間:約2時間
訪問日:2011年4月
山城好きなら一度は、憧れるであろう武田氏の本拠地。前日に東京入りし、そこから朝一でJR「あずさ号」に乗っていざ甲府駅!
わくわくが止まらない!
武田信玄公の像
有名な信玄公の銅像。本日は、お手柔らかにお願いします。
一路「躑躅ヶ崎館」の詰城「要害山城」へ
甲府駅周辺~北部の躑躅ヶ崎館周辺は、山間盆地や扇状地となっている
「人は城,人は石垣,人は堀,情けは味方,仇(あだ)は敵なり」
武田信玄公の名言です。だから、躑躅ヶ崎は「館」であり、居城を大城郭にしなかったとか。立地的にも扇状地なので、平城とかが向いているかもしれません。
まさに、要害山城が「動」だったら、躑躅ヶ崎館は「静」
前から来たかった
すぐ背後にある後詰の要害山城の地質は、扇状地から花崗岩や安山岩が産出される高い山であり、おそらく地下から花崗岩層の付き上げていると考えます。
要害山の遠望
甲府駅からタクシーにて麓まで移動。
桜満開!平日なので人も少ない。
温泉もありますよ。名前はそのままですけど
たまたま桜のシーズン
スプリングな感じで、うららかな気候です
城域に入る
登城口
しっかりとした登城道です。ここを登ります。
暗やみに吸い込まれていくような感じです。
すぐに、石積みが目に入りますが、積み方が斜めなので比較的新しいかと思います。
道は、最初はつづら折りの坂を上ります。だんだん体が温まってきました。この時は、ダウンを着ていたので暑い暑い。季節は春!
角を曲がり登っていくと
ようやく石垣遺構が見えてきました。
基本的にアチコチに看板が立てられており、登山者に丁寧な作りです。
枡形虎口 恐ろしい正面
枡形虎口が設置されている。正面や右側面は高い切岸。折れて真っすぐに進めない。また、左下側は大竪堀であり右に行かざるを得ない。
不動曲輪
立派なお不動さんがおられます。江戸時代に出来た「武田不動尊」とのこと。
もう少しアップ。
さらに登っていきます
石門跡
両サイドに石垣があります。先ほどよりも守りが堅い!
さらに別の門。どんどん続きます
再び枡形虎口を抜けると、そこは広い空間となる。正面に高い切岸
ようやく主郭へ
めくるめく枡形防御をくぐりぬけ、ようやく主郭へ到着。その堅い守りに呆然。これだけの仕掛けを作ったものだと思います。
ここに来るまで一体いくつの関門を越えただろうか角を曲がると門があったり、ハッキリって、「門」の数」に酔います。
主郭部は、さすが広く、丁寧に腰石垣で囲まれています。
東郷平八郎書の碑
東郷平八郎(とうごう へいはちろう)
日本の海軍軍人。最終階級は元帥海軍大将。各地の東郷神社に名を残す。位階は従一位、勲位は大勲位、功級は功一級、爵位は侯爵。
~Wikipedia~
ちなみに、東郷平八郎は「お城好き」だったようです。
戦国庭園跡
明らかに意図的に置かれた石があります。すぐに目を引きました。
奥に続く 堀切跡と土橋
山頂の石垣ですね。土橋と堀切のセットです。ここは登山道のようでハイカーがどんどん奥に進んでいました。
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