基本情報
形態:山城
史跡指定:国指定史跡
標高:約180m
城の整備:駐車場 歩道
所要時間:3時間
訪問日:2011年4月
駐車場 アクセス
春日山神社前の駐車場あり。どうせなら、謙信公の銅像前に置きたいところ
今回は、ゆっくりハイキング
今回は、春日山神社手前の駐車場に車を停めて、いざ、登城。しかし、下調べ段階で主郭にはいくつものルートがある様子。そこで、目一杯の時間を確保し、グルリと周遊してみようと考えました。
~参考~ 日本五大山城
1.春日山城(新潟県)
2.観音寺城(滋賀県)
3.小谷城(滋賀県)
4.月山富田城(島根県)
5.七尾城(石川県)
縄張り図 現地看板
城域に入る
春日山城大手道入口へ
まずは、神社前駐車場から南下し、春日山城大手道入口へ。ちょっと歩きます。
とにかく広大な山城で、この辺りの雰囲気などは、本当にのどかです。
とにかく、すごく雄大な雰囲気なんです。
なかなか表現しづらいですが、「ホッと」できる場所。それが春日山城。ちょうど、時期的に雪解けなので、水の音がチョロチョロ聞こえて、
高い土塁の番所跡
結構、残雪が残っていました。いつも登山靴で登りますので、問題はありませんが、固まっていると滑るので注意が必要です。
そんな時、たまにこんな道があるとホッとします。
段郭が下まで続いています
この切通は、厄介。雪渓のようになっていて、とにかく歩きにくい歩きにくい。結局、雪で濡れましたけど。。。
南三の丸屋敷跡
重要な場所のようですが、見る限りの雪原で、なにやらもうって感じです。雪も降り過ぎると、ざまあないですね。
柿崎和泉守屋敷跡
ここからも下まで続く段郭。この程度の雪なら、しっかり押さえられているので、遺構確認がしやすいです。
御成街道
ここをちょっと上がると
景勝屋敷跡
重要な曲輪だったということでしょう。
広い!
そして、フキノトウがこんなにも群生していました。
井戸曲輪跡
この井戸は、超巨大です。井戸曲輪を冠するだけあって、かなり立派。かつて、井戸を掃除した時に
いろいろ遺物が発見されたとか。
油流し
油流しというぐらい急な坂でした。決して登っておりません。
天守閣と城址跡
天守閣からの眺望 見渡す限り春日山城
ずっと、上がってきました。見渡す限り春日山城なのです。なかなか見ごたえのある山城です。
護摩堂とか毘沙門堂とか
上杉謙信は、真言宗だったということでしょう
上杉謙信といえば、毘沙門堂で数珠片手に、一晩中、火相手に祈っているイメージが強いのです。。。
それがここ!?
近づいて撮影すると、中はこんな感じでした。ここで「座禅体験1日プラン」とかあれば、応募殺到間違いなし!
直江屋敷跡
ここの縄張りはしっかりしています。「愛」を感じますね。
直江屋敷側から本丸を見る。こう見ると、「全山山城」というのがよく分かります。
虎口跡と堀切
虎口と堀切ですが、この山城の特徴としては、各屋敷跡は大きく、曲輪もしっかりしているですが
あまり技巧的な防御システムがありません。
千貫門跡
強いて言えば、この千貫門跡が技巧的な感じです。空堀が確認できます。大手門の逆だから、搦め手門という位置づけだったのでしょうか。
さて、グルリと外周を回ってきました。季節柄にも恵まれ、凛とした空気と春の訪れを感じることができました。
林泉寺 上杉謙信公の墓所は必見
人によってそれぞれですが、管理者は、この御墓前に立つと、
カタガタ身震い
をしました。そして、今、ブログを書いている最中も、この写真をみると背筋がゾクっとします。
春日山城自体は、超巨大山城ですが、ガチガチの凝りに凝った山城というより、どこか雄大な感じ、ゆったりとした感じを覚えました。正直、「あの有名な上杉謙信の居城なんだ」と思うと、
ちょっと、物足りないなあ
と感じたのですが、この御墓前に立った時に気が付いたことは、
これが、カリスマ性というものか
と、ストンと腑に落ちたのでした。つまり、「雄大さ」や「落ち着いた」というかゴチャゴチャしたものは要らない「ネームバリュー」「存在感」ってことだと思います。
日本百名城 上杉謙信公御墓まで必ずご参拝ください
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