基本情報
形態:山城
史跡指定:国指定史跡
標高:312m
城の整備:駐車場 登城道
所要時間:1時間(麓から登ったため)
訪問日:2011年6月
駐車場 アクセス
縄張り図 現地看板
日本史を勉強した者なら一度は耳にする
加賀一向一揆
その終焉の地と聞いており、ちょっとドキドキしていました。また、イメージとして一揆勢が立て籠もったと聞くと、丘にある砦程度の小城だと思っていましたが如何に!?
地形から考察する 汽水成層(三角州)に出来た要害
この城の形は特徴的です。ポコッと盛り上がった山の頂にあります。しかも、そんなに広いとは言えない。なぜ、一向宗はそんな城に籠ったのか。実は、
この地質図を見て、どこに城があるかお気づきでしょうか
こういうことです。ここは、大日川と手取川の合流地点にある
三角州丘陵に出来た丘城なのです
この川は、現在は両方ともに大きなダムを備えており、昔は、もっと流れが急だったかもしれません。
これが、川の写真です。岩が見事に削られております。水深は、5mぐらいあったんじゃないでしょうか。となると、この鳥越城は、急流を水堀にした城。一揆勢も籠るはずです。愛知県の長篠城も二つの川の合流地点に出来ていますけど、あちらも要害ですね。
名城ですね~。守りが堅いですね~。
城域に入る
後二の丸と後三の丸
あやめが池
確かに「あやめ」です。キレイです。しかし、「あやめ」と聞いた時、ドキッとしました。「あやめる」が語源の池じゃないかと
後三の丸
本丸と後二の丸の間の堀切
ここはみどころですよ
本丸と後二の丸の間の堀切。鋭い!
本丸へ
ここは見どころですよ
復元 城門
空の色と言い。復元の完成度といい。雰囲気がバッチリです!素晴らしいです。
どの方向からも絵になります
本丸
小屋がいくつかあった程度でしょうね
中の丸~二の丸へ
ここも見どころですよ
この中の丸門も雰囲気が出ています。これだけの門があるんだったら、ふるさと納税企画とかで、城攻め体験プランとかあると人気が出ると思いますよね。甲冑と模擬弓なんかを使って。
三の丸方面
さらに向こうにも段郭があります。
大日川方面を見ています。
切り立ってますね。切岸というか崖ですね。ここ。
為政者と宗教の戦い 島原の原城に通じるものがある
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