山城ACTレベル:上級 ★★★
山城Wレベル:W3 ★★★

山城ウェルネス
山城ACTレベル:上級 ★★★
標高305mの山上に広がる巨大山城で、本丸・調度丸・桜馬場を回るだけでも歩行量は増えます。さらに古府城平支群側へ降りる行程を組み込むと、不整地の下り・段差・斜面移動が加わり、体力だけでなく足元の安定も必要になります。総合的に見て、上級(★★★)相当です。
山城Wレベル:W3 ★★★
表の石垣群だけでなく、桜馬場から古府城平支群、石積み付き曲輪、門跡状の平場まで歩くと、七尾城の「裏の層」まで立体的に見えてきます。地図の線と現地の凹凸が重なっていく感覚が強く、歩いた分だけ没入度が上がるタイプのW3です。
主なルート
・七尾城史資料館付近の登山口 → 表玄関の石垣群 → 桜馬場 →(斜面を下降して)古府城平支群 → 石積み付き曲輪・門跡状平場 → 山腹をたどってふもとの集落・登山口方面へ戻る
累積標高差と所要時間
累積標高差:未計測 / 所要時間:約3時間前後(遺構観察や写真撮影を含む散策型の行程を想定)
地形の特徴
本丸・調度丸・桜馬場が並ぶ尾根筋から、古府城平支群へ向けて一気に標高を落とす斜面が続きます。尾根上の曲輪列と、山腹に点在する平坦地・石積み・土塁が重なる、多層的な城域構成です。
現地レポート
古府城平支群とは?

マンション裏山にある七尾城
せっかく地元に住んでいるのだから、くまなく見てみようと思いました。縄張り図をみていると、
気になる地名が

良く見る七尾城の訪問ルートの地図。その中に、
「古府城平支群」
という謎の地名に気が付く。古い城ではもあるのだろうか?そこで、

ちょっと行ってみよう
降りてみる
この記事に掲載されている内容は、2012年時のものです。立入制限区域については必ず現地案内に従ってください。

いつもの表玄関的石垣群。いつきても素晴らしい美しさです。
岩石については、以前を参照
ここは、誰もが写真を撮る有名な撮影スポット

そして、進みます

桜馬場までやって来ました。えーと場所は、


確かここですよね

ちょっと、くぼみになってて、かつての通路のよう。

下を覗くと、、、結構、高いなあ!でも、木があるし、伝いながらなら降りられないこともない。なんせ、こちらは、

登山の完全装備

ピッケル持参!!!
ひっかけながら下ります。危険箇所では無理をせず、滑落しそうな場所は避ける前提で。
※このルートは一般的な登山道ではないため、現在の立入可否・安全性は必ず現地案内に従ってください。
※この記事の行動ルートは一般的な登山道ではなく、現在は立入が推奨されない可能性もあります。危険箇所への踏み込みや無理な下降は行わず、必ず現地の案内と安全なルートに従ってください。

すると、早速発見!!
ふと、右側に目をやると


こんなところに石垣が

ここも何段かに積まれている。

この場所!
しかも、ここは案内看板には記載されていない。表の石垣群のちょうど反対側。野面積みで、古い!当時のものと考えられます。

お名残り惜しいですが、下に降りるという使命があるので、下っていきます

火山活動を思わせるような地層にも見えますが、詳細は専門文献に譲ります。火山灰??

うお!!!!!
いてーーーーーー

全く、油断しました。同化して見えなかった。下った瞬間、この木の先がでん部に刺さる。ほんまに痛い。ズボンが破ける。。。
古府城平支群
痛い。でん部を抑えながら、なんとか古府城平支群につきました。


確かに地図の通りに、平坦地があります。簡単な石垣もありますね。隅角もあります。

曲輪内部に入ると、ここにも地図通りに、右手の土塁があります

西の丸の切岸というか崖は高いですね

さらに下ります。


石積み付き曲輪を確認


低いながらも石垣があります

投石に使われた可能性も想像できますが、詳細は現地調査報告に委ねたいところです。
門跡??

さらに下ると、ちょうど冠木門程度があっても良いぐらいの空間がありました。意外にシダ類が多く生えており、ガサガサと動物の気配がするのでここまでですね。

今回、思い切って下った結果、思わず石垣を発見しました。表玄関の石垣群とは雰囲気が違うので、見てみるのもおススメです。
※ただし、現在の立入可否・安全性は必ず現地案内で確認してください。
山城の概要
七尾城は能登畠山氏の本拠として築かれた巨大山城です。本丸・調度丸・二の丸・三の丸と屋敷群が尾根に沿って配置され、山全体を城郭化した構造を持っています。中世山城を代表する存在であり、日本100名城にも選定されています。
(七尾城の歴史的な位置づけや畠山氏との関係については、前編の記事で詳しく触れています。ここでは、実際に歩いたときに見えてくる城の構造と体験を中心に紹介します。)
温泉|和倉温泉(石川県七尾市)
七尾湾に面した能登を代表する温泉地。登城後に海沿いへ降りていく動線が作りやすく、歩いた区切りとして立ち寄りやすい場所です。
現在の状況(令和6年能登半島地震の影響)
能登半島地震の影響により、温泉街は復旧途上です。営業形態や利用できる範囲は施設ごとに変動するため、来訪前に最新情報の確認が必須です。
訪問時のポイント
・宿泊施設や日帰り施設の営業状況を事前確認
・工事区間や立入制限エリアに注意
・無理のない移動計画で、現地の案内に従う
参考URL
和倉温泉観光協会(営業状況)
https://www.wakura.or.jp/brochure/brochure-3739/
観光庁:和倉温泉復興支援プラン
https://www.mlit.go.jp/kankocho/topics16_0318.html
この山城の魅力|3つのポイント
① 体験価値(ウェルネス)
麓から城内の曲輪群へ向けて、登っては立ち止まり、石垣や堀切を見てまた進む——この繰り返しが自然に「歩く区切り」を作ってくれます。一定のリズムで身体を動かしながら、視線を切り替えていけるのが七尾城の良さです。
② 遺構の固有性
表玄関の高石垣だけで終わらず、調度丸の石垣、三段石垣、土塁状のラインの内側にある石垣、九尺石、堀切など、視点を変えるほど見どころが増えていきます。歩いて理解が進むタイプの「層の厚い山城」だと思います。
③ 景観・地形の固有性
山頂部の本丸から七尾湾を一望でき、海・山・城下を一枚の風景として見渡せます。尾根と谷が組み合わさった立体的な地形の上に曲輪が重なり、「山全体が城」というスケール感がそのまま伝わってきます。
免責
本記事は個人的な体験・調査に基づくものであり、効果や歴史を断定するものではありません。訪問時は最新情報をご確認ください。








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