

山城ACTレベル:中級 ★★☆
山城Wレベル:W2 ★★☆
山城ウェルネス
山城ACTレベル:中級 ★★☆
- 駐車場から城門エリアまで徒歩で約20分は見ておくと安心です。
- 復元門(懸門)までは歩行の延長で到達できます。
- 北嶺側まで行くと、所要時間と負荷が変わります。
山城Wレベル:W2 ★★☆
- 復元門(懸門)のスケールと甕城(升形門相当)の動線が分かりやすく、入口だけで“城としての思想”が立ち上がります。
- 北嶺側へ伸ばすと展望が強く、頭が空になる切り替わりが起きます。
- 「複合施設の賑わい」と「山上の抜け」が同居している点が特徴的です。
主なルート
駐車場 →(徒歩)→ 復元門(懸門)周辺 → 北嶺方面へ散策(遊鶴亭)→ 展望ポイント → 駒立岩
累積標高差と所要時間
- 所要時間:約1時間
駐車場 アクセス

屋島スカイウェイを通って、「四国八十八ヶ所霊場 第84番札所 屋島寺」を目指せば大規模駐車場があります。
ここは、「屋嶋城」だけではなく、「屋島寺」や「新屋島水族館」など歴史と宗教とエンターテインメントが楽しめる一大複合施設なのです。
また屋島先端まで歩くことが出来るので、ちょっとしたウォーキングにちょうど良く、アクティビティも楽しめる人気スポットです。
現地レポート
復元門
駐車場から歩けば、15分ほどで到着します。



カメラに収まりきらない巨大さ
懸門(けんもん)とは
それにしても大きい。ここの城門は特徴的です。これを「懸門」と言います。詳細は下記をクリック
鬼ノ城や金田城にあります。特に、この屋嶋城と金田城は「日本書紀天智紀記載山城」にも記載があるため、築城年代は同じ頃と考えられます。
甕城(おうじょう)とは

2m差の懸門を抜けても、残念ながら正面は行き止まりであり、地形の流れから

左へ進まざるを得ません。これは日本の中世山城でいうところの「升形門」に相当し、大陸名は甕城(おうじょう)と言います。これは、他では鬼ノ城の東門でみることができます。
こうみると、屋嶋城の城門と鬼ノ城の東門は規模は違いますが、共通点が見えてきます。
屋島展望台を望む

この先にある屋島展望台を望遠カメラで見てみました。この崖は、上が安山岩で下は花崗岩となりますので、見えているのは安山岩群ということになるのでしょう。
自然の節理ででしょうか、石積みのように見えます。これは、登ることは不可能ですね。
北嶺まで歩く
屋島は、「北嶺」と「南嶺」と呼ばれる2つの山から構成されています。ちょっと、あの先まで歩いてみます。遠くに見えますが、1時間も掛かりません。


すると、「遊鶴亭」という場所に到着。やばい、ここって、

ずっと休憩できます
最高に景色が良いです。ずっと先まで見渡せます。

この景色は、まさに瀬戸内。波を穏やかで素晴らしいところでした。
この城の概要
屋嶋城(やしまのき/やしまじょう)は、香川県高松市屋島(南嶺、標高約292m)に築かれた飛鳥時代の古代山城(朝鮮式山城)で、国指定史跡です。
天智天皇6年(667年)に白村江の戦い敗北後の唐・新羅侵攻に備え、大和朝廷が対馬・金田城などと共に築いたもので、『日本書紀』に記載され、瀬戸内海東部の防衛拠点として機能しました。
全長約7kmに及ぶ城壁(自然地形活用の石塁・土塁中心)や懸門・甕城(復元城門地区)などの遺構が残り、長らく「幻の城」と呼ばれていたが、1990年代以降の発掘で実在が確認された古代山城の代表例です。
地質 環境
香川県高松市周辺の地質情報に関しては、下記をクリック参照
周辺の古代山城

ヤマト王権は、唐と新羅の連合軍に攻め滅ぼされた百済を再興するため、救援軍を朝鮮半島へ派遣しましたが、西暦663年8月、「白村江の戦い」で両国連合軍に大敗しました。詳細は下記をクリック
屋嶋城に関しては、平成10年2月に南嶺山上部近くの西南斜面において石積みが発見されたことを契機にして門の復元にまで至ったようです。
源平合戦の駒立岩
「屋島」と言えば、「治承・寿永の乱」いわゆる「源平合戦」での「那須与一」の登場シーンが有名でしょう。教科書にも出てくるので、一度、行きたいと思っていました。
駐車場もばっちりあります。


お~これが、あの

「駒立岩」
というやつですか。これも教科書の挿絵に出てくる場合もあります。そして、どこをめがけて矢を放ったのかと思い先を見てみると

え!!!


近くない!?
このブログは、現地に行けば必ず何か発見があるという部分も大事にしておりますが、これもある意味、その考えを実践した感じです。近かったなあ。
この山城の魅力|3つのポイント
① 体験価値(ウェルネス)
山上に上がってからの歩行が軽く、短時間でも視界の抜けを連続して感じられます。北嶺側に進むほど、思考がスッキリする感じがはっきり出ました。
② 遺構の固有要素
復元門が大きく、門そのものが見どころとして成立しています。門の先の動線も階段になっており、素直に進めない造りで、古代山城の特徴が出ています。
③ 景観・地形の固有性
北嶺側の展望が非常に強く、目の前に瀬戸内が一気に広がります。「遊鶴亭」での抜け感は必見です。
まとめ
屋嶋城は、山上に入ってすぐ復元門のスケールで止められ、そこから先は「散策の伸ばし方」で体験が変わる城でした。北嶺側の展望は強く、短時間でも頭が空になる切り替わりが残ります。
免責
本記事は、現地での観察メモをもとに整理し、筆者なりの解釈を加えた記録です。史実の正確性を保証するものではありません。また、整備状況・所要時間・交通手段・施設情報等は変更される可能性がありますので、訪問の際は必ず最新情報をご確認ください。









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