基本情報
形態:海城
標高:47m
面積:0.04km2
城の整備:登城道あり
見学時間:約1時間(フェリーの時間に注意)
訪問日:2020年6月
「海城をゆく」企画第二弾!
今回「来島城」に来てみました。この城自体は、瀬戸内海の難所である来島海峡の要に位置しており、来島村上海賊の本拠地となった島。周囲が約850mですが、能島と同様に、急潮流に守られた難攻不落の天然の要塞だったようです。
いつもの山城登りとは違って、「船で渡る」という行動は、旅Tasteが強く面白い。なんと言っても有名な「岩礁ピット」を見てみたい。
駐車場 アクセス
駐車場としては、この場所に20台ほど止めることができます。ここで注意点があります。
ぜひ、始発便を目指しましょう
というのも、管理人のように城訪問目的の利用者は「皆無」です。他の利用者はというと、みんな
釣り人
ばかりなのです。つまり、彼らの朝は「超」早く、あっという間に釣り人の車で駐車場が埋まってしまいます。当日も7時頃出発にも関わらず、6時15分頃に到着し、一番に並んでおりました。他の利用客から見ると、釣り道具もないし、登山の格好してるし、この人は
「いったい何をしに??」
と思われたかと思います。
縄張り図
南北に長い島で、本丸、二ノ丸、三の丸、櫓跡の石垣、矢竹、古井戸の他に「岩礁ピット」と呼ばれる船の桟橋跡が見学できるとのこと。
出航待ち
雲に隠れた朝日に照らされた対岸にある造船所がダークな感じに撮ることができました。この造船所のロケーションは最高です。いかにも瀬戸内という気がします。
この手前のフェリーで来島へ渡ります。このフェリーは「波止浜港→来島→小島→馬島」の順で運行されており、時間通りです。
城域に入る
いよいよ上陸
出航して5分で到着します。あっという間です。しかし、泳いで渡るわけにはいきません。何せ、相手は難攻不落の海賊の城なのですから
ここで注意点
この島は、フェリーでしか渡ることが出来ません。ということは、次のフェリーの時間をしっかり確認しながら見学しなければ、たいへんな時間ロスに繋がるということです。ま、見学者にもよるとは思いますが、だいたい
1時間
しかない。そうです。事前準備が非常に大事。
石垣
この部分が、ハッキリと分かる遺構です。
三ノ丸~本丸へ
基本的に、曲輪跡があるだけで、何もありません。
本丸
左手に「小島」。右に「馬島」が見えます。この来島城は、とても良い立地なのが分かります。拠点として相応しいでしょう。また、登った感想としては、たぶん
能島もこんな感じ
なのではないかと。そう、この島はあんまり見るところはありません。しかし、ここは曲輪や切岸や石垣を見学するのではなく、この「戦略的な立地」を肌で感じることが重要だと思います。なぜなら、今回の旅の目的地は、この来島だけではなく
「小島(おしま)」
に渡ることも目的であるからです。
探し出した石垣
登り口に分かりやすい石垣がありますが、それ以外にもないのかと時間の許す限り散策。探せばあるものです。これだけでも満足かな
岩礁ピット
本来は、もっと大潮の日を狙えば良かったのでしょうが、この地点に行けば多少「岩礁ピット」を見つけることができます。ここに、桟橋などがあり船を係留していたのでしょう。能島とは違い砂浜とかはありませんし、島を覆う感じで「岩礁ピット」があったのかもしれません。
そして、「小島(おしま)」へ
時間通りにお迎えがやってきました。さ、次は、芸予要塞「小島(おしま)」に渡ります。
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