基本情報
形態:超大堀切 日本一
所要時間:小田原駅→小峯御鐘ノ台大堀切→小田原城→小田原駅 合計3時間
訪問日:2011年12月
念願の小田原城
と、言っても小田原城よりも、山城渡りとしては、「小峯御鐘ノ台大堀切」に興味があります。なんせ、「土塁の北条家」が作る、日本一と目される大堀切は、必ず見ておきたいところ
現場に行けば、必ず発見がある!(MOTTO)
見学ルート
今回は、駅から歩きます。地図で見ると、片道30分とか。余裕です
道すがら、施設の説明書きが置かれていて、丁寧です。しかも、ちょっと土塁があれば「あれは、現物か!?」と思ってしまうほどのテンションのあがりよう。
小峯御鐘ノ台大堀切東堀の威容
きたーーーーーー
小峰御鐘ノ台大堀切は、3本!東堀、中堀、西堀。小田原城の西側を防御する最重要拠点!
ちょっと降りてみます
なんだこれは~??平衡感覚がマヒする
映画「インセプション」の世界観
木って、まっすぐ伸びないこともあるんですね。
かなりエグイ測量によると、
幅 20m~30m
高さ 12m
法面勾配 50度
途中で登れなくなる
ちょっとした土橋を越えると(障子堀の名残り??)
さらに続く!
見どころですよ
どでか横矢掛かり!進路を妨げられる
ちょっとUターンすごい~。
小峯御鐘ノ台大堀切 間堀
小峯御鐘ノ台大堀切 中堀
中堀は、車道になっています。
ここって車で通れるんだ!離合がたいへん
奥の切岸というか崖というか、その高さ!15mぐらいはあるのではないだろうか
小峯御鐘ノ台大堀切 西堀
西堀には関しては、あまり散策できない模様。通常、山中に堀切があった時点で、大喜びなのに、これだけ素晴らしい堀切が至るところにある。しかも、「アクセス簡単、遺構の保存は良好、歴史的意義は大きい」と三拍子揃った「THE 日本一の堀切」でした。
ただし、
大規模過ぎて、全部は見切れません。
御鐘ノ台
ここの堀切ってことですね
熊本の城との共通点
これだけの深さで、当時はもっと深かっただろうと思うと、単なる土ではないだろうかと思い地質を調べると
面白いことが分かりました
この小峯御鐘ノ台大堀切らへんの地質は、
付近の地層は箱根火山の約6万6000年前の大規模噴火(箱根東京テフラ(※1))に伴う火砕流堆積物(※2)及びそれを覆う関東ローム層(※3)である。小田原用水は箱根板橋付近から早川の水を引いたものである。
箱根ジオパーク推進協議会HPの該当アドレスより転載
とのこと。火砕流と関東ローム層なんですね。ここで、ピンと来たのが熊本のある丘城の地質
管理者が大絶賛する熊本県 和水町 田中城なのです。この二つの城周辺の地質は、日本シームレス地質図によると偶然にもだいたい時代は同じで、岩層は、デイサイト・流紋岩や大規模火砕流とかとなっている。この地質ならここまで出来るということでしょうか
新しい気づきでした
小田原城の気になる点
堀が畑になっている
ん!?あれは何??
石垣が崩れている!?城割??は無かったですよね。ここ。この崩れ方は、、、もしかしたら、、、地震??
震災後の熊本城を思い出しました
中込石の散乱でしょうか。
意外な場所にあるお墓に違和感
季節は12月。12月といえば、クリスマス。商店街は、華やかに飾られております。一人、晩御飯を食べに彷徨っておりましたが、
なんという場所に
たまたま発見しました。いやいや書かれている内容が、ちょっと重い。。。大事なことなんですが
周りのクリスマスの雰囲気とは真逆で地元で大切にされているとのこと
「THE 日本一の堀切」でも、 平衡感覚がおかしくなります
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