基本情報
形態:基本的は山道 たまに街中
所要時間:6時間(二つの切通 街中移動 カフェ休憩含む)
訪問日:2016年1月
鎌倉の切通しについては残された史料が少なく専門的な調査もあまり進んでいない。鎌倉幕府の執権北条氏による切通しの整備の背景には京都の朝廷に対する警戒感や、三浦半島で勢力を拡大しつつあった三浦氏との対立関係があるとされている様子。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
地質 周辺環境
なんと恐ろしい。強固な岩相。海成層と砂岩泥岩互層の分厚い層が鎌倉市内をぐるりと取り囲む。陸上からは、攻め入ることはかなり困難なのが分かります。頼朝はすごいところに目を付けたものです。しかし、逆に海からの大軍で攻め入られると、逃げ道はありません。
天然の要害とはまさにこのこと
管理者は、道や坂に強い興味があり、あちこち歩きまわっておりますが、ついに鎌倉の地を徘徊する機会を得たのでした。
鎌倉に入る前に
その前に、JR藤沢駅から江ノ電に乗り、長谷駅までの途中。こんな素敵な風景が!
最高じゃないか~~。
20代~40才ぐらいまで、サーフィンばかりしてきた管理者としては、この光景は、人生の理想形。なんという自転車!特に、このファンボードのワックスの塗り方は、相当丁寧です。ベースとトップを塗り分けおり、おそらく数時間掛かりで塗っています。
分かるわ~。その苦労
いいなあと思いながら、この風景。最高の景色。波が「腰」程度だから、メローーーー。
通称:スラムダンクの踏切
そして、やってきたのでした。それは、「スラムダンクの踏切」。しかし、この視界に入る鉄板はなんでしょうか!邪魔過ぎる。人は全くおらず、最高のシチュエーションなはずなのに、この鉄板!そんなバカな。この日をどれだけ待ったことか。残念でしかありません。
あり得ない!!
仕方がないので、完全山登り装備ですが、ビーチへ!あ~サーフィンしたい。サーフィンがしたい。このぐらいの波がちょうど楽しいのです。どこでも出来るわ~。これ。
大仏坂へ到着所 (時間:ゆっくり約1時間)
サーフィンビーチを見てしまったので、α波とアドレナリンがダダ洩れで、ハイテンションで歩き、長谷寺から大仏坂へ
ハイキングコースとして、整備されています。さ~どんな道なんだろうか。
いきなり、階段を登ります。日差しもちょうど良く、最高のハイキング日和。
大仏切通
ここらへんが入口ってこどでしょうか。
うわ~、狭いなあ
この切通の上から弓矢で狙われたら、格好の餌食になりますね。
すごく雰囲気が良いです。この道中にある岩石は、たぶん地震か何かで落ちたものではないでしょうか。これをわざわざ防備のために置くとすれば、邪魔過ぎます。
やぐら という納骨堂
何あれ!?洞窟??
うわ!お墓??何々? 洞窟がお墓になってるわけですか。なぜ?鎌倉の特徴的な地形からお墓を作る場所が無かったから?岩窟墓は、宮城の松島とか大分の竹田でみたことがある。独特の雰囲気があり、管理者は、
やや苦手
です。
そして、無事に大仏切通を抜けました。
スターバックス コーヒー 鎌倉御成町店
そこから、街中を抜け、途中のスタバで休憩。ここスターバックス コーヒー 鎌倉御成町店は、漫画家・横山隆一氏の邸宅跡地をアレンジして作られた「リージョナル ランドマーク ストア」の一つです。管理者は、この「リージョナル ランドマーク ストア」が好きで、日本中かなり訪れています。
登山の格好で入ってあげました
その他のスタバ リージョナル ランドマークS
最近、「リージョナル ランドマーク ストア」も方向性が「都会志向」になってきており、キレイ過ぎるわけですが、上記に紹介した7軒は、しっかりとしたコンセプトが伝わってきて、良き。
名越切通へ(時間:ゆっくり約1時間)
スタバからそのまま鎌倉駅を抜け、市街地を抜けるとすぐに雰囲気が変わります。
石廟 (鎌倉市指定文化財)
お猿畠の大切岸
うお!何これ!?
ここが「鎌倉石」の採石所らしい
鎌倉石:海底に堆積した砂岩層が、隆起などによって地上に出現しもので、火に強く、水を吸収する
とのこと。
2002年に行われた発掘調査で、土木・建築用石材の石切場(採石場)であることが判明したらしいですが、それは、この道の部分の地下のことでしょうか。しかし、この断崖地形の虫食いが非常に気になります。これは、採石とは関係がないようにも思えますけど
砂岩のように見えますので、風化と浸食に弱くこうなったのかもしれません。カッコいいですね。
管理者は、これに似た場所を知っております。それは、
和歌山県古座川町にある「虫食い岩」
という場所。ここは、
質図を見る限り、明らかに分かる「ライン」があります。これは、流紋岩で出来た熊野カルデラ(約1500万年前)の地下部分にあたる「古座川弧状岩脈」の一部であり、風化と浸食によってこうなったようです。
流紋岩と砂岩だと、砂岩の方が風化浸食に弱い気もしますが、似た感じでしょうか。
お猿畠というようですが、当日は猫が居ました。
まんだら堂やぐら群
※注意 現在、まんだら堂やぐら群は、保存管理の都合上、期間限定での公開
今は、公開日が限定されており、このような雰囲気ではない様子。この時は、自由に見学することができました。これは、圧巻です。鎌倉独特の文化ですね。鎌倉石が豊富なので、石工も活躍したのかもしれません。
名越切通 の 名所
せっまい!人が通るのも苦労します。案内図には、何やら書かれていますが、「防御」のために狭く、細く作ったわけではなく、自然災害や地震によって、地形がドンドン変わり、その度に工事が行われたが、やがて必要性がなくなり、今の姿に落ち着いた風らしい。
関東は、石材文化があまりないと思っていましたが、これだけ豊富にあれば石材文化も育ちますよね。鎌倉石は、水を吸い込むために、苔が生えやすく、お寺の「ワビサビ」文化にマッチしていたなどは、お寺が多い鎌倉の地にピッタリの発想。
九州の熊本県も「阿蘇溶結凝灰岩」が豊富に取れるので、名工石工をたくさん輩出し、石橋文化が発達しました。
現地に行けば、必ず何か発見がある!
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