山城ACTレベル:初級 ★☆☆
山城Wレベル:W3 ★★★

山城ウェルネス
山城ACTレベル:初級 ★☆☆
山城Wレベル:W3 ★★★
ACT設定理由
・ロープウェイが利用でき、体力に応じた難易度調整が可能です。
・登城道は広く、人の流れもあり、迷いにくい環境です。
・徒歩の場合は落ち葉で滑りやすい区間があり、疲労時は注意が必要です。
W設定理由
・現存天守による「実在感」が体験の核になっています。
・石垣、門、高低差が連続し、見どころが途切れません。
・城・温泉・街歩きが一体化し、周辺体験まで含めた完成度が高いです。
主なルート
黒門口登城道から徒歩で登城。体力に不安がある場合はロープウェイ利用も現実的です。途中で脇道に入り、埋もれた石垣を確認後、乾門下へ出る流れ。
累積標高差と所要時間
累積標高差:未計測
所要時間:約一時間
駐車場 アクセス
足腰の悪い方は、ロープウェイであがるというのも「アリ」です。
現地レポート

実は、管理者はまだ学生の頃、国内卒業旅行と称し、この伊予松山城に来たことがあります。
しかし、この時は、写真の通り、改修中でして中に入ることができませんでした。当時は今ほどインターネットも発達していませんし、非常に残念な思いをしたのでした。

なので、今回は楽しみでもありました
黒門口登城道から登る

とはいうものの、この日、愛媛の南部の山城をいくつ登り、車も南予から運転し、ほぼ体力の限界でした。
しかし、あえて体に鞭打ち歩いて登ることにしました。ま!平山城だし、有名観光地だし、広い登城道はあるし、人も多いし、夏目漱石の坊ちゃんで有名だし、遭難することはないだろうと。



この「際」の接合部分とか、もはや芸術 アートの世界。やはり来て良かった。

仮に近代に改修工事があったとしても、この直線は

かなり美しい

なんという岩石量。この花崗閃緑岩がこの勝山産だけでは賄いきれるものではないでしょう。
北部の花崗閃緑岩帯からも持ってきているはず。キレイです。かつて、この上に多聞櫓とかあったかと思うと、それだけで戦意喪失。
脇道に反れる

門を越えて、登っていると

何やら道がある

何やら怪しい匂いがプンプンします。絶対に何かある。道があるわけだし、進めるってことで「レッツゴー!」

でも、だいぶ足に来てる。しかも、落ち葉が滑るってなんの。

埋もれた石垣を発見
ほぼ急登していると、おっと!

やはり、石垣がありました。これぞ、山城登り冥利に尽きるというもの。埋もれている。

むむむ。これは、黒門の石垣とは少し違います。黒点が多いので「トーナル岩」か「黒雲母花崗岩」かもしれません。見られて良かった。
乾門の下に出る

順調に登っていくと。。。あれ、どっかに出ました。

ここの位置を確認すると、どうも「乾門」の下になります。ここを上がるのは難しいかも。参ったな~。どこに進もうか。しかし、ここからの眺めは最高ですね。

すごい眺めです

これは、攻め手の足軽の気持ちが分かります。この高さ。鉄砲銃眼。石落とし。絶望感半端ないです。
熊本城のあの石垣、あの角度と似ている

でも、待てよ。この感じは、どっかで見たことがある風景。そう!あそこ


雰囲気がめっちゃ似ている!
熊本城の二様の石垣周辺に雰囲気が似ています、我ながら、良く覚えていました。
この城の概要
伊予松山城(まつやまじょう)は、愛媛県松山市丸之内に位置する平山城で、現存12天守の一つであり、天守が国宝に指定されています。
慶長7年(1602年)に築城の名手・加藤嘉明が築き、寛永4年(1627年)に蒲生氏郷の子・蒲生忠知が入封後、松平(久松)氏が21万石の居城として江戸時代を通じて使用しました。
現在の天守は寛永期に再建された三重三階の層塔型で、石垣の「扇の勾配」や21基の櫓が残る日本三大平山城の一つとして、四国最大級の名城です。
地質を確認

四国でも付加体立地からは外れ、比較的安定した地質が伺えます。

特に、北部は深部の花崗閃緑岩が貫入。海成層の礫岩・砂岩・泥岩が道を作っていますので、かつては海の底だった可能性があります。
そんな松山市の「勝山」にある松山城ですが、この「勝山」は、北部は「花崗閃緑岩」、南部は上部白亜系和泉層群「礫岩」との合わせ技。残丘のようにも見えます。加藤家も

良いところに、目を付けましたね
実は、この上部白亜系和泉層群「礫岩」ですが、ずっと東の方へ追っていくと、似たような山城に行きつきます。それは、


香川県引田城なのでした。この海城も、北半分は花崗岩、南半分は和泉層群「礫層」になります。しかも、この層は、さらに和歌山県まで伸びます。その距離は東西約300㎞

なんという長さ
参考文献:和泉山脈における上部白亜系和泉層群の砂岩組成とその堆積テクトニクス上の意義
米谷奈々 前島 渉 堆積学研究 第 72 巻 第 1 号 27-30(2013)
この山城の魅力|3つのポイント
① 体験価値(ウェルネス)
観光地として整備されていますが、歩いて登ると石垣の量と高さが身体に効いてきます。疲労状態でも、城域に入ると意識が切り替わりやすい構成です。
② 遺構の固有要素
石垣の直線性と接合部の精度が高く、見どころが連続します。主要ルートから外れた脇道で、埋もれた石垣に出会える点も印象的です。
③ 景観・地形の固有性
乾門付近からの眺めは強く、攻め手の視点が具体的に想像できます。高低差と視界の抜けが、そのまま防御の圧になっています。
周辺観光・温泉(地域共鳴)
今は無き「愚陀仏庵」にて

学生時代、国内卒業旅行の目的の一つに、この「愚陀仏庵」に行くというものが含まれていました。かつて国語だけが突出して大得意でしたので、明治の文豪に触れられると思い、非常に楽しみでした。他のメンバーからは、疑問符が付きましたが。

正岡子規
俳句・短歌・新体詩・小説・評論・随筆など多方面にわたり創作活動を行った
明治を代表する文学者の一人

夏目漱石
日本の教師・小説家・評論家・英文学者・俳人
あの「正岡子規」と「夏目漱石」が一緒に過ごした離れの一軒家。
中には入ることはできませんでしたが、玄関先で座って寛いだことを覚えています。しかし、2010年の7月12日土砂災害により全壊してしまったそうです。残念。
道後温泉

誰もが知る「道後温泉」。日本最古の温泉の一つです。
この一帯は、花崗岩の際でもあります。花崗岩層があるということは、その割れ目から地下深くの温泉が湧出するというわけです。花崗岩があれば「ラドン」も検出されると思いましたが、「ラドン」は検出されないようですね。

アルカリ性単純温泉が大好きです
免責
本記事は、現地での観察メモをもとに整理し、筆者なりの解釈を加えた記録です。史実の正確性を保証するものではありません。また、整備状況・所要時間・交通手段・施設情報等は変更される可能性がありますので、訪問の際は必ず最新情報をご確認ください。





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