山城ACTレベル:初級 ★☆☆
山城Wレベル:W2 ★★☆

山城ウェルネス
山城ACTレベル:初級 ★☆☆
山城Wレベル:W2 ★★☆
ACT理由
駐車場が確保され、登城の導線が分かりやすいです。
階段中心で、短時間でも回れます。
一方で石段・石垣まわりは足元注意が必要なため、初級の範囲で整理しました。
W理由
石垣の密度が高く、現場の「圧」が分かりやすいです。
見上げる動作が増え、視線が上に固定されやすい構成です。
短時間でも引っかかりが残るため、W2相当です。
主なルート
駐車 → 登城階段 → 石垣の連続区間 → 天守まわり → 往路を戻る
累積標高差と所要時間
所要時間:約30分
駐車場 アクセス
駐車場はたくさんあります。
現地レポート
藤堂高虎は、私の故郷のお寺を焼き払ってくれた戦国武将ですが、城作りは、なんというか
「質実剛健」
「威風堂々」
というか、素朴だけど、かつ見せ方が上手いという印象があります。
この赤木城もやはりその傾向があります。さすが「加藤清正」「黒田官兵衛」と並び「戦国三大築城名人」と言われるだけの実力はあると思います。
桑折(こおり)氏武家長屋門

登城階段


お!この雰囲気は、同じ砂岩を使った佐賀県の「砂岩土衆(さがんとす)山城」に似ていますね。
※「砂岩土衆(さがんとす)山城」:造語 佐賀県北部は、砂岩で出来た山城が多い。サッカーチームの「サガン鳥栖」とは全く関係ありません。

しかし、積み方を見る限り、どこまでが藤堂高虎時代で、どこからが伊達家のものかは分かりません。



圧巻
この辺りの「威圧感」はスゴイですね。よくもまあ、これだけ積み上げたものです。

シミュラクラ現象
世の中に、「シミュラクラ現象」という心理現象があります。壁のシミとか、車の正面とか、コンセントを「顔」と認識する「アレ」です。もともとは、眼差しを向ける外敵を素早く察知し、リスクを避けるための本能からくる現象です。
まさか、ここでその機能が発揮されるとは、、、


この天守閣、、、これだけは言いたい。


笑った顔にしか見えない
ダメだ。この表情、この口。。。大きく口を開けて、三つ目で、高々と高笑いしている。漫画に出てきそうなキャラ。実際にどこかで見たことがあるような、ないよな。

もはや、どの角度から見ても、そうとしか思えない。まるで爆笑しているようだ。
しかし、「笑顔」はとても重要な表情である。ある海外の研究によれば、全盲の人々が他人の表情の中で唯一認識できたのが「笑顔」だったという。それほどまでに、笑顔には強い力がある。
そう考えた場合、この宇和島市のマスコットキャラクターを調べてみると

宇和島観光PR部長「伊達にゃんよ」ちゃんのようです。これは、これで良いとして。
取り上げるべきは、現存天守閣の表情であって、これこそをデフォルメし、上記イラストを「笑顔」をテーマにした城風作画にするなら、それだけで立派に「キャラ立ち」すると思います。この広場で「大笑いコンテスト」のような企画があれば、おおいにウケると思いますけど。
地質を確認する

一見すると、「海沿いにあるお城」程度に見えるかもしれませんが、

地形と地質図で確認してみると、なかなか絶妙なところに築城していることが見て取れます。
1.リアス式海岸
2.豊富な砂岩
3.海城
がポイントだと思います。周辺以南は、「付加体」という削り取られた土壌のため、まとまった岩石入手に苦労しそうなのですが、この宇和島周辺は、奇跡的にまとまった砂岩に囲まれた立地です。
「付加体(ふかたい)」とは、地質学で使われる用語で、海洋プレートが大陸プレートに沈み込む際に、海底の堆積物やプレートの一部が引き剥がされて、大陸縁にくっついてできた地質体のことです。
しかも、リアス式海岸であり港としても最適。加えて、かつては、大半が海に面する「海城」だったということです。

近くには、この大規模付加体地域では唯一の「花崗閃緑岩」層があり、深部の花崗岩が地表に出てきた部分もあるため、プレートの引き込みからの「防波堤」となり、裏面にまとまった砂岩が存在するのかもしれませんね。
この山城の魅力|3つのポイント
① 体験価値(ウェルネス)
駐車から登城までの導線が短く、30分ほどで要点に触れられます。階段でテンポ良く上がり、石垣の密度が集中を途切れにくくします。
② 遺構の固有要素
石垣が連続し、近距離で「圧」が立ち上がります。視点が自然に上へ固定され、「ここまで積むのか」という印象が残ります。
③ 景観・地形の固有性
上がるほど見晴らしが整理され、最後に「山の上の城」として景色の抜けが効きます。短時間でも、城の印象が残るタイプです。
この城の概要
宇和島城(うわじまじょう)は、愛媛県宇和島市に位置する近世平山城で、藤堂高虎が築城し、仙台藩伊達政宗の次男・伊達秀宗が入封して以降、伊達氏が約270年にわたり居城とした日本100名城です。
天守は現存12天守の一つで、3層3階の小型ながら美しい外観を持ち、石垣・櫓・堀などが良好に残る「高虎式」の典型的な城郭です。
標高約約80mの丘陵を活用した立地で、宇和海を望む眺望が美しく、城下町との調和が特徴的な城です。
周辺観光・温泉(地域共鳴)
温泉: 高月温泉(鬼北町)
城歩きのあとに、移動して整える選択肢として組み込みやすいです。
観光: 天赦園(宇和島市)
城のあとに、静かな場所で歩行の余韻を落とせます。
グルメ: 郷土料理 かどや(宇和島)
宇和島鯛めしの定番として、歩行後の食事の着地点にしやすいです。
気づき
伊達宗利(宇和島伊達藩2代目)が作ったと言われている「現存12天守」の一つ。その存在感は、今の平和な世の中にピッタリだと感じました。伊達家ゆかりの歴史と美しい景色が楽しめる山の上のお城です。
免責
本記事は現地での一次体験記録をもとに整理したものです。登城環境は天候や路面状況により変化します。現地案内と自身の安全判断を最優先してください。駐車や通行については地域のルールを守り、迷惑行為は避けてください。







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