山城ACTレベル:上級 ★★★
山城Wレベル:W3 ★★★

山城ウェルネス
山城ACTレベル:上級 ★★★
・車道で上がれても、城域に入るとロープ場が多く、手足を使う場面が続きます。
・城域が細長く、進んだ分だけ戻る必要があり、歩行時間が伸びます。
・地図の印象より“最後まで歩く”タイプで、体力の見積もり違いが起きやすいです。
山城Wレベル:W3 ★★★
・旗竿石の展望、姫落とし周辺の抜けの良さが体感として強く残ります。
・石垣群、井戸跡など、ポイントごとに質の違う見どころが連続して現れます。
・長い尾根を通して「城域の線」を歩けるため、記憶に残る輪郭が作られやすいです。
主なルート
古窯の森公園方面の駐車地点 → 標識に従って入山 → 旗竿石(展望) → Uターン → 二の堀切(石垣群) → 井戸跡 → 本丸周辺 → 三左衛門殿丸(石垣) → 姫落とし・抜け穴周辺 → 往路を戻る
累積標高差と所要時間
累積標高差:未計測
所要時間:2時間半~3時間
駐車場 アクセス
現地レポート
標高320mですが、だいぶ車で上まで上がることができます。


見た感じ、すぐに城域だし、余裕余裕と思わせるこの地図。。。ちなみに、本来の大手道とは異なりますが、現在の登山道とされています。

しかも、割とアクティビティ度が高い。

いいよ~いいよ~
縄を伝い登り アクティビティあり
まずは、左の旗竿石を目指します。


この城ってロープとかのアクティビティが多い。こういうのが楽しいんです。ちょっと、登りますが。
展望良し 旗竿石

とりあえず、端の旗竿石です。確かに、ここに旗を立てれば、唐津や海側からも目立ちますね。ただし、ここはだいぶ内陸ですけど。
Uターンします


入口の地図でみた感じとは全く違い。この城は、細く長ーーーーーい。どんどん進みます。

それにしても、岩が多いな。
(中間分岐点)三の丸

堀切を越えたあたり。登り始めは急登で、なかなかしんどかったですが、この辺りにくると呼吸も整い、すいすい平行移動が出来ます。


二の堀切の石垣群


そして、ここが二の堀切。
「むむむ」
角石が割れていますね。算木っぽくなっているけど、強度不足で割れている。破却にもあってる気がする。名護屋城っぽい石垣の感じ。野面ではなく、打込み。
この感じは、南にある「獅子城」と同じ。つまり波多氏ではなく、のちの寺沢氏による改修と思われます。
井戸跡


特に、この井戸が面白い。岩盤をくり抜いて作っている。しかし、隙間が多くみられるけど。本当に溜められたのだろうか。
本丸の周辺


ま~至る所に石垣が積まれています
崩れそう 三左衛門殿丸の石垣



さ~来ました。三左衛門殿丸の石垣

こんな山頂のスペースによく築いたものです。こういう意気込みが大好き。算木っぽいんだが、下が割れてしまって、風化したようにも見える。

やはり、岩の強度不足。割れている。つんつんしてみたら、気持ち柔らかい。加工はしやすかったのかもしれません。
一応、自治体も把握しているのか、マーキングシールがされているけど、なにせ、岩が細かいので、そのうち、崩れてから再建とかでしょう。この壊れ具合が廃城好きには良い!折れもあって、かっこいいです


さらに先に行きます。

なんか開けてきました。
姫落とし と 抜け穴

「おお~~。」
見晴らしが良い。そして、ここが

姫落とし
この手の地名って意外にありますね。山梨の岩殿山城にも、「稚児落とし」というのがあった。
由来は、ウソであって欲しいものです。


この城の概要
佐賀県唐津市にある岸岳城(きしたけじょう)は、別名「鬼子岳城」「貴志岳城」とも呼ばれ、鎌倉時代初期(平安末期頃)に松浦党の松浦持(波多氏の祖)が築いたとされ、標高320mの鬼子嶽(岸岳)の山頂部を中心に連郭式山城として約450年にわたり波多氏17代の本拠でした。
波多氏は上松浦党の盟主として松浦地方を支配し、戦国時代には龍造寺氏や松浦氏との抗争を経て、天正15年(1587年)の豊臣秀吉の九州征伐で波多親が改易され、城は寺沢広高により一部石垣改修された後廃城となりました。
現在は佐賀県指定史跡で、石垣・曲輪・堀切・井戸・姫落とし岩などの遺構が良好に残り、登山道が整備された中世山城の典型として知られ、続日本100名城に準ずる名城として人気です。
地質 周辺環境

地質を見てみると、この近辺の山城は同じテーストを感じる。堆積層で「砂岩・泥岩やその互層」が見て取れます。反対に、ピンク層は「花崗岩」。

この境界線はハッキリしています。花崗岩域の東には、たくさんの山城が存在しており、城の造り方明らかに違います。

この一覧表からも分かる通り、花崗岩と砂岩では、強度に大きな差があることが分かります。やはり砂を固めただけですから。実は、このことが、この城の維持に

大きな影響
を与えることになります。
この山城の魅力|3つのポイント
① 体験価値(ウェルネス)
車で上まで入れる一方で、城域に入るとロープ場が多く、手足を使う場面が続きます。地図の印象より歩行距離が伸びやすく、歩き切ったあとの達成感が残ります。
② 遺構の固有要素
二の堀切周辺の石垣群、岩盤をくり抜いた井戸跡など、要所ごとに見どころが現れます。山城としては石垣が多く、改修の気配も拾えます。
③ 景観・地形の固有性
旗竿石の展望、そして「姫落とし」周辺の抜けの良さが強烈です。細長い城域を歩くほど、尾根の“線”が体感として残ります。
まとめ
この城は、取り付きの軽さとは裏腹に、細長い城域を最後まで歩く“線の山城”です。二の堀切の石垣群、井戸跡、三左衛門殿丸、姫落としの抜けまで、体験が点ではなく連続で積み上がります。
石垣は割れや崩れの気配もあるので、足元と近づき方は慎重に。
免責
本記事は、現地での観察メモをもとに整理し、筆者なりの解釈を加えた記録です。史実の正確性を保証するものではありません。また、整備状況・所要時間・交通手段・施設情報等は変更される可能性がありますので、訪問の際は必ず最新情報をご確認ください。





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