基本情報
形態:山城
史跡指定:国指定史跡
標高:325m
城の整備:駐車場 歩道
所要時間:2時間
訪問日:2016年11月
駐車場 アクセス
ASOー4火砕流帯とは?
豊富な岩石は、どうやって出来た?
その答えは、上記にも示しますように「Aso-4火砕流帯」がもたらしたということです。結果、大量の「阿蘇溶結凝灰岩」という岩石を供給することに至った。
阿蘇山周辺は、約30万年前から4回の大規模噴火を繰り返しており、地質調査の結果、「Aso-1,Aso-2,Aso-3,Aso-4」と名付けられております。
一番古い「Aso-1」は、約30万年前、「Aso-4」は、約9万年前におきた大噴火
この「Aso-4」は特に大規模で、果ては、島原半島、山口県、大分県、宮崎県と広範囲に影響を及ぼしました。この岩石は、チェーンソーで切断できるほど柔らかく加工がしやすいので、岡城は様々な表情を見せてくれます。
阿蘇山から噴出した火砕流の流れが確認できます。そのど真ん中に「岡城」はあるのです。
前回の訪問
到底、一度の訪問では、全てを観て回れないのがこの岡城。前回、見逃した城の西側や端っこを入念に観て回るといろいろ目につきました。
城域に入る
たまたま紅葉の季節だったので、ビビッドに映っています。
西の石垣総合百貨店
西の丸御殿大階段がみどころですよ
この大階段!
このような幅が広い作りは観たことがありません。だいたい上部両脇には、高石垣や多聞櫓があったりしますが、ここにはないのです。
つまり防御メインではなく、見せるためか日常使いのための階段でしょうか。大分の他のお城にも共通する優雅さを感じます。
こちらも、奥と手前では積み方が違いますね。角度があったりなかったり。
こういうところとかたまりませんね
西の丸の側面
物見台跡手前の石垣の一部。どうして、こんな中途半端になったのでしょうか。上部ラインもイマイチ良く分かりません。
物見台側から西の丸を観る
それにしても、スゴイ石の量。どれだけの土木量なんだしょうか。
素晴らしい紅葉
高石垣
有名な撮影ポイント。高石垣。
個人的なお気に入り
この城、一番のお気に入り。
御城門跡の巨石
なにやら名前があっても良いと思いますが。これは、アートです。石工の方々もだんだんそっち方向に傾倒したんじゃないですかね。
「二重の石垣」
角隅部分の石垣が二重になっている「二重の石垣」というようです。どういう意図で、追加されたのでしょうか。
右側の石垣と勾配を合わせるために、追加したのかどうか。右側になればなるほど、技術が高いように思えます。全くの謎です。
ふたつの正門
ここがみどころですよ
かつては、こちらが正門だったとのこと。道理で造りが裏門ぽくない。
下原御門に至る途中の紅葉景色。こちらまで来る観光客は少ないのですが、紅葉の時期はこの場所が最も美しい。主郭からちょっと置くなのに、見逃す手はないです。
・個人的に九州NO.1山城
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