神奈川

いざ!鎌倉を歩く(神奈川県鎌倉市)|大仏切通 名越切通で6時間

W:★★★(W3)
ACT:★★☆(中級)

鎌倉の切通を歩いた日の導入イメージ(冬の鎌倉散策)

基本情報

 形態:基本的は山道 たまに街中
 所要時間:6時間(二つの切通 街中移動 カフェ休憩含む)
 訪問日:2016年1月

鎌倉の切通しについては残された史料が少なく専門的な調査もあまり進んでいない。鎌倉幕府の執権北条氏による切通しの整備の背景には京都の朝廷に対する警戒感や、三浦半島で勢力を拡大しつつあった三浦氏との対立関係があるとされている様子。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

現地レポート

その前に、JR藤沢駅から江ノ電に乗り、長谷駅までの途中。こんな素敵な風景が!

江ノ電の車窓から見えた海沿いの風景(鎌倉・長谷方面)
山城Q
山城Q

最高~~。

20代~40才ぐらいまで、サーフィンばかりしてきた私としては、この光景は、人生の理想形。

なんという自転車!特に、このファンボードのワックスの塗り方は、相当丁寧です。ベースとトップを塗り分けおり、おそらく数時間掛かりで塗っています。

山城Q
山城Q

分かるわ~。その苦労

宮崎県・小倉ヶ浜でのサーフィン写真(当時の思い出)
宮崎県小倉が浜でサーフィン三昧だったあの頃

いいなあと思いながら、この風景。最高の景色。波が「腰」程度だから、メローーーー。

鎌倉・長谷周辺の海沿い散策路(冬の明るい海)

通称:スラムダンクの踏切

通称『スラムダンクの踏切』として知られる鎌倉高校前の踏切

そして、やってきたのでした。それは「スラムダンクの踏切」っていうのだろうか。

しかし、この視界に入る鉄板はなんでしょうか!邪魔過ぎる。人は全くおらず、最高のシチュエーションなはずなのに、この鉄板!そんなバカな。

この日をどれだけ待ったことか。残念でしかありません。

山城Q
山城Q

あり得ない!!

踏切付近から望む海と線路の風景(視界に入る鉄板が気になった)

仕方がないので、完全山登り装備ですが、ビーチへ!あ~サーフィンしたい。サーフィンがしたい。このぐらいの波がちょうど楽しいのです。どこでも出来るわ~。これ。

大仏坂へ到着所 (時間:ゆっくり約1時間)

サーフィンビーチを見てしまったので、ハイテンションで歩き、長谷寺から大仏坂へ

長谷寺から大仏坂へ向かうハイキングコースの入口付近
整備された鎌倉のハイキング道(冬の木立と道標)

ハイキングコースとして、整備されています。さ~どんな道なんだろうか。

大仏坂の登り始めに現れる階段(ここから山道に入る)

いきなり、階段を登ります。日差しもちょうど良く、最高のハイキング日和。

大仏切通 

大仏切通の入口付近(切通に入る前の道の様子)

ここらへんが入口ってこどでしょうか。

大仏切通の切岸が近づく区間(道幅が徐々に狭まる)
大仏切通の狭隘部(岩肌に挟まれた通路)
山城Q
山城Q

うわ~、狭いなあ

この切通の上から弓矢で狙われたら、格好の餌食になりますね。

大仏切通の通路(切岸に囲まれ見上げると高い)
大仏切通の道中にある落石(自然由来と思われる岩塊)

すごく雰囲気が良いです。この道中にある岩石は、たぶん地震か何かで落ちたものではないでしょうか。これをわざわざ防備のために置くとすれば、邪魔過ぎます。

やぐら という納骨堂

切通沿いに見える『やぐら』(岩窟を利用した納骨堂)
山城Q
山城Q

何あれ!?洞窟??

やぐら付近の岩壁(洞窟状の空間が連続する)

うわ!お墓??何々? 洞窟がお墓になってるわけですか。

なぜ?鎌倉の特徴的な地形からお墓を作る場所が無かったから?岩窟墓は、宮城の松島とか大分の竹田でみたことがある。独特の雰囲気があり、

山城Q
山城Q

やや苦手

です。

大仏切通を抜けた後の道(切通の出口付近)

そして、無事に大仏切通を抜けました。

スターバックス コーヒー 鎌倉御成町店

スターバックス鎌倉御成町店の外観(休憩地点)

そこから、街中を抜け、途中のスタバで休憩。ここスターバックス コーヒー 鎌倉御成町店は、漫画家・横山隆一氏の邸宅跡地をアレンジして作られた「リージョナル ランドマーク ストア」の一つです。

管理者は、この「リージョナル ランドマーク ストア」が好きで、日本中かなり訪れています。

山城Q
山城Q

登山の格好で入ってあげました

その他のスタバ リージョナル ランドマークS

スタバ地域限定店:神戸北野異人館店(外観)
神戸 神戸北野異人館店
スタバ地域限定店:神戸メリケンパーク店(海沿いの景観)
神戸 神戸メリケンパーク店
スタバ地域限定店:太宰府天満宮表参道店(街並みに溶け込む外観)
福岡 太宰府天満宮表参道店
スタバ地域限定店:京都二寧坂ヤサカ茶屋店(町家風の外観)
京都 京都二寧坂ヤサカ茶屋店
スタバ地域限定店:富山環水公園店(運河と公園の眺め)
富山 富山環水公園店
スタバ地域限定店:鹿児島仙巌園店(庭園と建物の雰囲気)
鹿児島 鹿児島仙巌園店

最近、「リージョナル ランドマーク ストア」も方向性が「都会志向」になってきており、キレイ過ぎるわけですが、上記に紹介した7軒は、しっかりとしたコンセプトが伝わってきて、良き。

名越切通へ(時間:ゆっくり約1時間)

鎌倉の市街地を抜けて名越切通へ向かう道(雰囲気が変わる地点)

スタバからそのまま鎌倉駅を抜け、市街地を抜けるとすぐに雰囲気が変わります。

名越切通へ向かう道中(木立と坂道の景観)
名越切通周辺の山道(冬の薄暗い森と道)
名越切通の手前にある切岸の気配(道が狭くなる区間)
名越切通周辺の路肩と岩壁(石材の露出が目立つ)

石廟 (鎌倉市指定文化財)

名越切通周辺に残る石廟(鎌倉市指定文化財)

お猿畠の大切岸

お猿畠の大切岸(切り立った岩壁と採石の痕跡)
お猿畠の大切岸の断崖地形(虫食い状の凹凸が目立つ)
山城Q
山城Q

うお!何これ!?

山城Q
山城Q

ここが「鎌倉石」の採石所らしい

鎌倉石:海底に堆積した砂岩層が、隆起などによって地上に出現しもので、火に強く、水を吸収する

とのこと。

2002年に行われた発掘調査で、土木・建築用石材の石切場(採石場)であることが判明したらしいですが、それは、この道の部分の地下のことでしょうか。

しかし、この断崖地形の虫食いが非常に気になります。これは、採石とは関係がないようにも思えますけど

砂岩のように見えますので、風化と浸食に弱くこうなったのかもしれません。カッコいいですね。

お猿畠周辺の切通路と岩肌(鎌倉石の露頭が続く)

管理者は、これに似た場所を知っております。それは、

和歌山県古座川町にある「虫食い岩」

産総研シームレス地質図V2に加筆:和歌山県古座川町『虫食い岩』周辺の地質イメージ
引用元:産総研地質調査総合センター,20万分の1日本シームレス地質図V2(地質図更新日:2022年3月11日) より山城渡りQが加筆・修正したものである (スマホで拡大可能)

という場所。ここは、

質図を見る限り、明らかに分かる「ライン」があります。

これは、流紋岩で出来た熊野カルデラ(約1500万年前)の地下部分にあたる「古座川弧状岩脈」の一部であり、風化と浸食によってこうなったようです。

流紋岩と砂岩だと、砂岩の方が風化浸食に弱い気もしますが、似た感じでしょうか。

名越切通の岩肌と道(苔と岩の質感が印象的)

お猿畠というようですが、当日は猫が居ました。

まんだら堂やぐら群

令和7年度 まんだら堂やぐら群限定公開(※令和7年度の公開は終了しました)|逗子市公式サイト
逗子市公式サイト

※注意 現在、まんだら堂やぐら群は、保存管理の都合上、期間限定での公開

まんだら堂やぐら群の入口付近(見学路と注意表示)

今は、公開日が限定されており、このような雰囲気ではない様子。

この時は、自由に見学することができました。これは、圧巻です。鎌倉独特の文化ですね。鎌倉石が豊富なので、石工も活躍したのかもしれません。

名越切通 の 名所

名越切通の狭隘部(人がすれ違いに苦労する幅)
名越切通の岩壁(苔むした鎌倉石と陰影)

せっまい!人が通るのも苦労します。

案内図には、何やら書かれていますが、「防御」のために狭く、細く作ったわけではなく、自然災害や地震によって、地形がドンドン変わり、

その度に工事が行われたが、やがて必要性がなくなり、今の姿に落ち着いた風らしい。

名越切通の路面(切通の底を歩く視点)
名越切通周辺の石材露出(鎌倉石の層理が見える)

関東は、石材文化があまりないと思っていましたが、これだけ豊富にあれば石材文化も育ちますよね。

鎌倉石は、水を吸い込むために、苔が生えやすく、お寺の「ワビサビ」文化にマッチしていたなどは、お寺が多い鎌倉の地にピッタリの発想。

九州の熊本県も「阿蘇溶結凝灰岩」が豊富に取れるので、名工石工をたくさん輩出し、石橋文化が発達しました。

地質 周辺環境

産総研シームレス地質図V2に加筆:鎌倉周辺の海成層(砂岩泥岩互層)分布イメージ
引用元:産総研地質調査総合センター,20万分の1日本シームレス地質図V2(地質図更新日:2022年3月11日) より山城渡りQが加筆・修正したものである (スマホで拡大可能)

なんと恐ろしい。強固な岩相。

海成層と砂岩泥岩互層の分厚い層が鎌倉市内をぐるりと取り囲む。陸上からは、攻め入ることはかなり困難なのが分かります。頼朝はすごいところに目を付けたものです。

しかし、逆に海からの大軍で攻め入られると、逃げ道はありません。

山城Q
山城Q

天然の要害とはまさにこのこと

私は、道や坂に強い興味があり、あちこち歩きまわっておりますが、ついに鎌倉の地を徘徊する機会を得たのでした。

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