基本情報
形態:山城
高さ:132m
史跡指定:国指定史跡
城の整備:駐車場 トイレあり
所要時間:一時間
訪問日:2013年4月
駐車場 アクセス
縄張り図 現地看板
「山城好き」なら一度は訪れてみたいのがここ高天神城
第一印象としては、
割とこじんまりした山城?
しかし!!
現場に来てみると、その実態はかなりの堅城。その城主ごとに思考錯誤で作り込まれていると感じました。駐車場もありますし、標高も高くないので散策もラクチン。
ジオのど真ん中 不安定な場所
このお城のある場所は、他地区との違いがハッキリと出ています。愛知側と比較しても、まるで地質色が違うことが伺えます。そう、この場所は、なんと言っても
大陸プレートがぶつかる超HOTな場所でした
フィリピン海プレートと、ユーラシアプレートがぶつかり、海底が押し上げられて出来た「小笠山丘陵」にある山城だったのです。だから海底の礫層が露出しています。今でも上昇し続けているとか。
争奪戦どころか、地質的にも超不安定
そら~、戦が尽きない(のかも)
城域に入る
丘陵の崖
これは見どころですね
登城してすぐに目に入るのは、この垂直に立った崖
これは、天然の要害!
搦め手口から
搦め手口から登ることになります。地図がいくつもありますので、迷うことはないです。
が、しかし、この崖は本当に特徴的。
礫層です。近くに川があるので、その堆積物が押し上げられたのでしょう。
三日月井戸
粘土層もありますので、水がしみ出して井戸となっています。
いよいよ、城内へ 井戸曲輪
西の丸と本丸を繋ぐ馬場のような場所ですがそんなに広くはありません。
しかし、崖なので堅城なのは堅城
袖曲輪
堀切
その他の空堀
各曲輪を取り囲む空堀もしっかり残っています
大河内幽閉の石風呂跡
看板がいくつもあるので訪問は迷うことはありません
丸尾兄弟 戦死の址
ちょっと、気になりました
他のお城では、このような記念碑はあまり見かけません。それだけ、激戦が繰り広げられたということだと思います。しかし、鉄砲がここまで届くものかと思いました。崖がそそり立つだけに、視界が良好ではありますが
確か、当時の火縄銃の最大射程距離は約500m。そして、人体への有効射程距離は約100m。とされています。高天神城は、高い場所の標高が132m。この「堂の尾曲輪」はちょっと低いところにあります。
十分、狙撃されることもあると思います
武田家・徳川家の両家が改修に改修を重ねた城だと感じました。そのため、特徴を紹介しづらいです。ぜひ、ここは登城してみることをお勧めします。
・石垣を組むのは難しい独特な地質
・一度は訪れたい武田と徳川の激しい争奪戦の山城
静岡といえば、マリンスポーツ と お茶
静波海岸
静岡県は、たくさんのお城もあります。しかし、夏は山城巡りには不都合。そのため、管理者は夏はマリンスポーツをやっておりました。それは、
「サーフィン」
ここ、静波海岸は、サーフィンスポット。近くに御前崎というポイントもありますが、この時は御前崎ポイントのウネリがきつく、多少サイズが落ちて楽しく乗れる「静波海岸」へやってきました。
茶畑
サーフィンをした後だったので、この茶畑が「波のうねり」に見えて仕方がなかった。
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