鹿屋航空基地史料館にて
訪問日:2017年10月
鹿屋市には、太平洋戦争時に3つの飛行場が存在し、日本で最も多くの特攻隊が出撃した歴史があります。ここ鹿屋海軍航空基地からは908名、串良海軍航空基地からは363名の特攻隊員が出撃し、その尊い命が失われたそうです。
しかし、そんな鹿屋基地には、世界で唯一残された巨大飛行艇がディスプレイされているのです。もともと管理人は、ここにある
八九式魚雷、九二式魚雷
の実物を見たくて志布志城のついでに寄ったわけです。まさか、二式大艇を観ることが出来るとは露とも知らず。
駐車場に入った瞬間に、目の前にこれが現れて、、、それはそれはテンションMAX。
山城Q
なんという大きさだ!
全長28m。全幅38m。日本でも、ゼロ戦は割と多くが残っていて、全国各地の博物館や資料館で観ることができますが、これは別格。
二式大型飛行艇。略して「二式大艇」。傑作大型飛行艇で世界で唯一残る実機。この実機を無料で観ることができます。
武装:20mm旋回銃5門、7.7 mm旋回銃4門(3門は予備)、爆弾最大2t(60 kg×16または250 kg×8または800 kg×2)または航空魚雷×2
航続距離: 7,153 km
搭乗員:10名~13名
戦闘機以上の重武装。20mm旋回銃5門。長大な航続距離と航空性能。攻撃や偵察、救難、気象観測、物資輸送と大活躍したのでした。
近年、野外展示のため「劣化」が問題でしたが、今回は、修繕塗装直後だったのか、めちゃキレイでした。うーーん。いつも思うけど、ジブリの宮崎駿監督テイストを感じる。宮崎駿監督も絶対好きなはず。
後部の銃座席もしっかり残っていて、特徴的。
山城Q
素直に感動しました
いつまでも、大切に残して欲しい遺産です。できれば、室内展示を希望します。
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