基本情報
形態:丘城
城の整備:駐車場
所要時間:30分
訪問日:2018年1月
駐車場 アクセス
地質
この二つの「宇土城」は、地質は違うようです。宇土古城がある場所は、安山岩・玄武岩層のようですが、宇土(新)城がある場所は、段丘堆積層とのこと。城の造りからすると、「それって逆じゃないのか」と思いました。
おそらく、この城の石垣は左の黄色層の場所から持ってきたと考えられます。
段丘堆積物層です。
小西行長という人
西側の宇土古城と比べて、近世宇土城は、石垣作りのかなり立派なもの。
城域に入る
本丸周辺 清正時代の石垣
が、しかしながら、これらの石垣は、小西行長亡きあと、加藤清正が隠居城として築いたとあります。
だから、この感じは熊本城に似ている気もしますね。なるほど。
山城Q
この折れの傾斜具合が熊本城っぽい!?
天草五人衆との関り
それにしても、この宇土という場所は、かなり重要な戦略的ポイントだということが分かります。ここは、当時、最新で最先端であった天草諸島の入口であるわけです。
天草には、「天草五人衆」という
天草氏
志岐氏
大矢野氏
栖本氏
上津浦氏
がそれぞれ居て、文化面でも相当に優れていたと考えられますし、なかなか宇土古城では、心もとなかったでしょうね。
結局、1589年にこの城を築城したようですが、同年には、天草国人一揆で反乱ですから、同じ切支丹の小西行長は複雑な気分だったと思います。
・立地条件を考えると、その戦略的価値が見えてくる
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