山梨

要害山城(山梨県甲府市)|怒涛の枡形虎口と武田信玄誕生の山城

山城ACTレベル:中級 ★★☆
山城Wレベル:W3 ★★★

山城ウェルネス

山城ACTレベル:中級(★★☆)
登城口からつづら折りの登りが一定時間続き、呼吸が上がる区間がある。
一方で道筋は明瞭で、迷う要素は少ない。
累積標高差:未計測。

山城Wレベル:W3(★★★)
門・枡形虎口・石門・曲輪・主郭と、場面が段階的に切り替わる。
防御施設を一つ通過するごとに視界と空気感が変化し、意識が現在地に引き戻される。
主郭到達後も「門の連続」が静かに思い返され、余韻が残る。

主なルート
登城口 → 枡形虎口 → 不動曲輪・石門跡 → 主郭

所要時間
往復2時間

アクセス・駐車場

  • 中央自動車道 甲府昭和ICから約25分
  • 登山口付近に無料駐車スペースあり(台数少なめ)

現地レポート|ルートと見どころ

山城Q
山城Q

わくわくが止まらない!

甲府駅前に立つ武田信玄公像

なぜか分かりませんが、あずさって写真を撮ってしまいます。もしかして、あの歌のせい?知らんけど。

武田信玄公の像

武田信玄公像の正面近景

本日は、お手柔らかにお願いします、と心の中で一礼してからスタートしました。

詰城・要害山城へ

要害山城と武田信玄の思想を象徴的に表現したイメージ画像

人は城,人は石垣,人は堀,情けは味方,仇は敵なり

武田信玄公の言葉として知られる一節です。 麓の館と背後の詰城を分けた構えを歩きながら確かめます。

市街地越しに眺める要害山の遠景
桜が咲く登城路の雰囲気

うお!桜が満開。何種類かある。この時点ですでに期待は高い。

登城道沿いに咲く桜

登城口

要害山城の登山口を示す案内板

ここから山に入っていきます。登城道は明瞭で整備されています。

登城道脇の石積み

レッツゴー。この辺りは、ちょっと新しい石積みかも。

登城道の様子と周囲の地形

(中間分岐点)門跡

枡形虎口正面の切岸と通路

お、なんか見えてきました。ここで一汗かいたところです。が

山城Q
山城Q

門跡?

正面を遮る高い切岸、進路を右へ限定する構造。 自然と誘導されるつくりになっています。

枡形虎口の内部

これは、

登り始めて、ようやく大きな仕掛けが現れました。正面の切岸で視線を止め、進路を右へ振らせる。両側の石積みも含めて、ここが門を伴う枡形虎口だったことがよく分かります。

山城Q
山城Q

枡形虎口

ここから一気に城感が加速します。

不動曲輪・石門跡

不動曲輪の平場と石段
山城Q
山城Q

不動曲輪?

不動曲輪周辺の遺構
不動曲輪の石積みと周囲の様子

不動曲輪には、江戸時代後期に信玄を模した武田不動尊が祭られていた。

めくるめく升形門

升形門と切岸の連続
門と通路が折れる防御構造
高切岸と門が続く登城路

なんだこれは~。升形門と門と高切岸の連続です。ハッキリってもう頭の中がクラクラ。どこまで続くか分からない防御拠点の連続に

山城Q
山城Q

もう勘弁してほしい

と、本気でお願いしました。気分が激しく落ち込む。これは思考が止まる。

主郭

主郭部の広い平場と周囲の腰石垣

ようやく主郭へ到着しました。 振り返ると、門の連続構造が一望できます。

主郭内の遺構
主郭端部の土塁

端は土塁が築かれており、防御性が高い。ところで、この碑は誰が書いたのか??

東郷平八郎の書による碑
山城Q
山城Q

東郷平八郎!?

東郷平八郎をモチーフにした生成AIイメージ
生成AIによるイメージ画像

いったいどんな関係が?ちょっと調べてみました。すると、

「人をもって城となし、人をもって石垣となし」という言葉は 武田信玄の思想として知られますが、その考え方を近代において実践した人物の一人が 東郷平八郎とされている。

東郷は日本海海戦において、艦や装備よりも将兵一人ひとりの判断力と練度を重視し、現場判断を生かす指揮を行った。

組織の強さは構造や兵器ではなく、「人」によって成立するという姿勢は、この言葉の精神と重なるとのこと。

山城Q
山城Q

沁みるわ~。

この城の概要

要害山城は、山梨県甲府市にある武田氏の山城で、武田信虎が永正17年(1520年)に躑躅ヶ崎館(現在の武田神社)の詰城として築いた。

標高約780mの要害山(積翠山)に位置し、平時の居館と緊急時の詰城を明確に役割分担した典型的な武田氏の構えを体現している。 武田信玄の生誕地とも伝えられ(大永元年・1521年)、信玄・勝頼の時代まで武田氏の本拠防衛の要として機能した。

登城路には連続する枡形虎口・石門・高切岸などの強力な防御施設が残り、現在は国指定史跡および続日本100名城(128番)に選定されている。 往復約2時間のハイキングで、主郭からの甲府盆地眺望と武田氏の城郭思想を体感できる人気の山城です。

この山城の魅力|3つのポイント

① 門が連続する「枡形虎口の城」
要害山城の登城路では、枡形虎口・石門・折れ曲がる通路が次々と現れます。 角を曲がるたびに関門が現れ、歩くほどに緊張感が高まる構造です。

② 主郭に凝縮された防御と静けさ
山頂の主郭部は腰石垣で囲まれた広い平場となっており、 連続する防御施設を抜けた後、空気が一気に静まる感覚があります。

③ 館と詰城が一体となった立地
麓の躑躅ヶ崎館(武田神社)と背後の要害山城は、 「平地の館」と「山上の詰城」が明確に役割分担された構えです。

周辺観光・温泉(地域共鳴)

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【免責】

本記事は、現地での観察メモをもとに整理し、筆者なりの解釈を加えた記録です。史実の正確性を保証するものではありません。また、整備状況・所要時間・交通手段・施設情報等は変更される可能性がありますので、訪問の際は必ず最新情報をご確認ください。

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