山城ACTレベル:中級 ★★☆
山城Wレベル:W2 ★★☆

山城ウェルネス
山城ACTレベル:中級 ★★☆
城域の移動距離は短めでも、浸食谷をまたぐ昇降が多く、アップダウンが連続します。湿ったシラスは滑りやすい区間があり、足元への集中が続きます。総合して山城ACTレベルは中級(★★☆)と判断しました。
山城Wレベル:W2 ★★☆
登城直後から谷と尾根が入り組み、どの筋を辿るかの判断が自然に発生します。曲輪や空堀を追うほど構造が立体的に見えてきて、探索の没入が深まっていきます。強い引き込みはある一方、余韻は「濃く残る」より「何度も思い返したくなる」タイプのため、W2(★★☆)としました。
主なルート
登城口 → 本丸周辺 → 曲輪群を周遊
累積標高差と所要時間
累積標高差:未計測 / 所要時間:60分
アクセス・駐車場
・駐車場:登城口付近に専用駐車場あり(普通車可)
・登城口:案内板の近くから山道に入ります
現地レポート|ルートと見どころ
世の中、2次情報や3次情報が溢れ、特に伝える側の意図が反映した情報が多い。となると、受け取り側のニーズとズレることもある。この城は、個人的には良い意味で期待を裏切ってくれました。

見るからに堅城です。しっかりとした案内板があります。


南九州型山城の難しいところは、非常に入り組んでおり、浸食谷は深く、似たような地形が多い上に規模も大きいこと。つまり、紹介がしづらいのであります。

道の至る所はシラス土壌だけに滑りやすく、崩壊も早い。立入不可の場所も多々あります。なので、このような階段が設置されている場所もあります。
お!これは!?

日新公生誕の地?名前は聞いたことがあるなあ。島津の祖父だっけ!?亀丸城跡の誕生石??

初耳。いったい何なんだろう?

ちょっと登ってみるか。

お、なんか見えてきた!
聖地 島津家名将の誕生石パワースポット

きちんとした案内看板がありますね。




わお!ここって、聖地!

左から
島津義久公
島津義弘公
島津歳久公
島津家久公

左から
御?女子
御?女子

左から
島津尚久公
島津忠将公
島津忠良公
島津善久公

この前に立った時、なんというか、、、
過去にも、このような「独特な雰囲気」を山城で経験したことがあります。背筋に電気が走るというか、寒気がするというか。何度も経験があります。
春日山城の林泉寺にある上杉謙信の御墓前とか、山梨県の武田勝頼が自害した「景徳院」にある遺骸を埋めた場所と伝わる「首無地蔵」の前の蠟燭立てとか、広島の吉田郡山城の毛利元就の御墓前とか、八王子城とか。。。
ここは、鹿児島の方々にとっても特別な場所です。正直、登城するまでこんなものがあるとは知りませんでした。やはり行れば何か発見がある。1次情報は大事です。
その他は、入れない場所も多い


入りきれない場所もあります。

この城の概要
伊作城(いざくじょう)は、鹿児島県日置市吹上町中原にあった中世の山城(別名:亀丸城を本丸とする)で、伊作島津氏の本拠地として築かれ、島津氏中興の祖・忠良(日新斎)やその子貴久、孫の義久・義弘・歳久・家久ら島津四兄弟の生誕地として知られる。
シラス台地を活用した群郭式山城で、東西約1500m、南北約750m、面積約40万平方メートルに及ぶ南九州屈指の巨大規模を持ち、深い空堀や堀切が多数残る。
現在は鹿児島県指定史跡として整備されており、当時の面影をよく残している。
地形・地質のポイント
地質はシラスを主体とする火砕流堆積物で構成され、浸食によって複数の谷が深く刻まれています。柔らかく崩れやすい地盤が、城の立地条件にも強く影響していることが分かります(現地案内板の説明に基づく)。
詳細は、知覧城編「地質 姶良カルデラと知覧城」の項を参照
この山城の魅力|3つのポイント
① 体験価値(ウェルネス)
シラス特有の柔らかい足場を丁寧に踏みしめる歩行が、自然と集中を促し、気持ちが落ち着いていきます。
② 遺構の固有性
約30の曲輪と十数か所の空堀が連なる構造は南九州型山城の特徴が濃く、各所に見える残石の表情が想像力を広げます。
③ 景観・地形の固有性
深い浸食谷と複雑な尾根が折り重なり、地形そのものが防御線となるスケール感を体感できます。
周辺観光(地域共鳴)
● 歴史スポット|伊作の武家屋敷群
島津家ゆかりの景観が残り、静かに散策できる地域資源です。
● グルメ|日置・伊作周辺の郷土料理
日置エリアでは黒豚料理など、地元の食材を扱う食事処が複数あります。
免責
本記事は、現地での観察メモをもとに整理し、筆者なりの解釈を加えた記録です。史実の正確性を保証するものではありません。また、整備状況・所要時間・交通手段・施設情報等は変更される可能性がありますので、訪問の際は必ず最新情報をご確認ください。






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